小ロットで制服をOEMできる?最小ロットと価格の関係を解説
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「制服を新しくしたいけれど、少ない枚数からでも発注できるの?」
「オリジナルデザインの制服をつくりたいけど、小ロットで対応してくれる会社が見つからない…」
そんなお悩みをお持ちの方に向けて、この記事では制服OEMにおける小ロット対応の可否、最小ロットの目安、そしてロット数と価格の関係性についてわかりやすく解説します。
「まずは30着くらいから試したい」という方でも大丈夫。
事例を交えながら、コストとクオリティを両立する方法をご紹介します。
制服OEMの「小ロット」とは?目安は30着から対応可能
一般的に、制服OEMにおける「小ロット」とは30〜50着前後の発注規模を指します。
弊社では、仕様内容や使用素材によっては30着程度からの制作も可能ですがアイテムによって変わります。
小ロット対応が可能な理由
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国内外に柔軟な縫製ネットワークを保有
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汎用素材や既存パターンの活用でコストを最適化
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製造工程を一本化することで効率を確保
ロット数と価格の関係|単価が変動する理由とは?
制服のOEM制作では、ロット数が増えるほど単価が下がるのが一般的です。
その理由は、型紙制作・設備調整・サンプル検証など、初期コストが着数に関わらず一定だからです。
プリントや刺繍についても1つのデザインにつき版代が5000円から8000円ほど(大きさにより変動)かかってきます。
📊 ロット別・参考単価イメージ(シャツ+パンツ2点セット)
発注着数 | 参考単価(税別) | 備考 |
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30着 | 約14,000円〜 | 小ロット特有の単価感。デザイン・素材により変動 |
50着 | 約1,1000円〜 | 量産効果がやや出てくる規模 |
100着 | 約8,800円〜 | 単価が抑えやすくなる |
※実際の単価はデザインや加工内容、素材の選定により前後します。
小ロットのメリットと注意点
✅ メリット
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初期コストを抑えてスタート可能:テスト導入や短期イベント用としても活用可能
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在庫リスクが低い:余剰在庫によるロスを回避
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柔軟な仕様変更がしやすい:次回発注時に改善やバージョンアップが可能
⚠ 注意点
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単価が高くなる傾向:1着あたりの費用が割高になる
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素材や加工の選択肢が限定的:一部素材(生地)は最低ロットが決まっているため使用不可な場合も、特に色や生地が一番の問題になります。
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納期に余裕をもたせる必要あり:非量産対応ゆえに、工程調整が必要な場合がある
小ロット対応事例:飲食店・美容サロン・保育施設など
弊社では、以下のような業種の小ロット制服OEMを承っています。
🍽 飲食店(カフェ)向け
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着数:50着
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制作物:エプロン・シャツ
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特徴:ブランドカラーに合わせたナチュラル系配色、ロゴ刺繍入り
💆♀️ 美容サロン向け
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着数:30〜50着
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制作物:セットアップ(トップス+パンツ)
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特徴:高機能ストレッチ素材とラグジュアリーな配色ライン
👶 保育園向け
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着数:30着
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制作物:シャツ+ジャンパースカート
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特徴:汚れに強く洗濯耐性のある素材、子どもに親しみやすいカラーリング
よくあるご質問(FAQ)
Q. 小ロットでもロゴ刺繍やプリントは可能ですか?
→ はい、刺繍・プリントも対応可能です。ロゴデータをご共有いただければ、サイズや位置もご提案いたします。ただ数量が少ない場合は版代、データ代が別途かかります。
Q. 制服のデザインイメージが固まっていないのですが相談できますか?
→ もちろん可能です。ヒアリングを通じて、複数のご提案を差し上げます。その場合はデザインからも相談可能です。
Q. 小ロットの場合、納期はどれくらいかかりますか?
→ 通常、仕様確定後約4〜6週間が目安です。お急ぎの場合はお気軽にご相談ください。
まとめ|まずは相談からスタートを
制服OEMは、小ロットでも実現可能です。
最小30着程度から、デザイン提案〜納品まで一括で対応いたします。ただ現在日本の工場の単価は上がってきているため、その時の状況によって提案させていただければと思います。
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「まずは相談だけでもしてみたい」
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「費用感が知りたい」
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「希望のデザインでできるか知りたい」
そんな方は、内容未定でも構いません。お気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人
堀口 智彦
埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。
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