【香りの処方箋】日々の心と体を整える6つの精油レシピ

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ふとした瞬間に感じる、不調や心のざわつき。

それは、現代を生きる私たちが日常の中で無意識に抱えているストレスや疲労のサインかもしれません。

そんなとき、そっと寄り添ってくれるのが「香りの力」。精油(エッセンシャルオイル)は、植物の命そのものともいえる自然の恵み。古くから人は香りと共に暮らし、心身を整える術として使ってきました。

この記事では、暮らしの中で手軽に取り入れられる6つの精油レシピをご紹介します。

薬ではなく、雑貨として扱われる精油ですが、正しく使えば日常の不調に寄り添う、優しい処方箋となってくれます。

呼吸が浅いときに…「鼻・のどケア」の香り吸入法

気づけば呼吸が浅くなっていること、ありませんか?

乾燥や季節の変わり目、花粉…息苦しさを感じたときは、ユーカリやティートリーの清涼感が頼りになります。

使い方

・耐熱容器に熱湯を注ぎ、ユーカリやティートリーの精油を1〜2滴。

・顔を少し近づけて、目を閉じながら深く吸い込みましょう。

※喘息や持病がある方は、必ず医師と相談を。

肩に重さを感じたら…「アロマ湿布」でめぐりを促す

デスクワークやスマホ疲れで、首や肩が重く感じるとき。

そんなときは、ラベンダーやスイートマジョラムの香りを湯に加えたアロマ湿布で、じんわりと温めましょう。

使い方

・ボウルにお湯と精油を垂らし、タオルを浸す。

・固く絞って肩にのせ、5分ほど深呼吸しながらリラックス。

風邪予防に…空間に香りを満たすアロマスプレー

冬場や乾燥時期、喉の調子が気になる季節には、

ティートリーやペパーミントの精油で作ったアロマスプレーが活躍します。

レシピ例

・精油3〜10滴(抗菌作用のあるもの)

・無水エタノール5ml+水45ml

➡️よく混ぜて、マスクや室内空間にスプレー。香りの力で空気も心もクリーンに。

冷えや疲れには…自分を抱きしめる「アロマバス」

一日の終わり、湯気に包まれて深呼吸するバスタイム。そんな時間に、ジュニパーベリーやスイートオレンジの精油を落とせば、体の芯からじんわり温まり、深い眠りへと導かれます。

入浴剤の材料

・天然塩、重曹、はちみつ 各1/4カップ

・お好みの精油5〜10滴

➡️ 浴槽に加えて、全身を委ねましょう。香りと温もりに包まれて、体も心もほどけていきます。

仕事や勉強に…集中力を高める香りのリズム

朝の仕事前や午後のひととき。

やる気が出ない、頭がぼんやりする…そんなときは香りのリズムでスイッチを入れましょう。

ペパーミントやローズマリーのシャープな香りは、脳を優しく刺激してくれます。

使い方

・リードディフューザーやアロマストーンに数滴垂らして、作業空間に香りを広げるだけ。

不安や緊張に…「深呼吸と香り」のお守りレシピ

人前に立つとき、大切な場面の前、夜眠れないとき。そんなときに、そっと香りを忍ばせておくと心強い。



フランキンセンスやベルガモットの香りをハンカチに垂らし、深呼吸を繰り返すだけで、少しずつ心が落ち着いていくのを感じるはずです。

日本の森の香りを、あなたの日常に

精油の力は、ただ「香る」だけではありません。植物が生きてきた環境や土地の記憶、それが一本の小瓶に凝縮されているのです。

私たちが手がける「BLACKLETTERS」の精油は、秩父の森から生まれた黒文字(クロモジ)を主役にしています。

静けさと清涼感を持つこの香りは、まるで深い森の中にいるような心地よさ。

リラックスや気分転換、瞑想の時間にもぴったりです。

まとめ|香りのある暮らしが、人生を少しだけやさしくする

精油を暮らしに取り入れるということは、自分自身の体や心の声に、少しだけ耳を傾けることでもあります。

今日一日をがんばった自分に、明日を心地よく迎える準備として、香りのひとしずくを加えてみてはいかがでしょうか。

BLACKLETTERSの和精油シリーズを見る

和精油を使ったギフトやセルフケアセットも展開中

 

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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