株式会社ISILK

宝登山神社とロープウェー

── 山を登って見えてくる、秩父という土地の距離感

新年の初め、運動不足の身体に少し鞭を打ちながら、40分ほどかけて秩父の宝登山神社の頂上を目指して山登りをしました。正直、ちょうどいい。きつすぎず、ゆるすぎず、正月明けの身体にはこのくらいがありがたいと感じました。

 

ただ日頃の運動不足が祟り、かなりしんどかったです。
最近秩父鉄道が宝登山の頂上にカフェを新しくオープンさせたと記事で見たので行ってみたかったのもありました。

 

そして、あらためて思うのは「秩父にはロープウェーがある」という事実です。

 

 

 

実は秩父にはロープウェーがある

秩父は山々に囲まれた、緑と起伏に満ちた土地です。パワースポットとしても知られ、神社仏閣も多い。その中で宝登山神社は、登ることもできるし、ロープウェーでも行けるという、少し珍しい立ち位置にあります。

 

宝登山ロープウェイは、登山が難しい人でも山頂にアクセスできる、秩父らしい装置です。「歩いてもいいし、頼ってもいい」この距離感が、宝登山神社の魅力なのかもしれません。

 

 

 

秩父といえば三峯神社、でも現実はなかなかハード

秩父のパワースポットと聞いて、多くの人が思い浮かべるのは 三峯神社 だと思います。特に年始は人気が集中し、全国から参拝客が訪れます。

ただ、その人気の裏側で、現実はなかなかハードです。

今年の年始2日には、積雪の影響で下山できない人が続出したと聞きました。斜面はアイスバーン状態。事故も起き、通行止め。「山の神社」という言葉では足りない、本気の山です。

 

 

かつてはロープウェーがあった三峯神社

実は昔、三峯神社には三峯駅からロープウェーでアクセスする手段がありました。ただ、それは私が中学生くらいの頃に閉鎖されています。

現在のアクセス手段は

  • 車で行く

  • もしくは三峯口駅からバス

ほぼその二択です。一本道で、最近は崖崩れも発生。まだ完成途中の大滝トンネルを急遽使っているような状況もあります。正直、観光地とは思えない対応です。でも、不思議と「それも含めて三峯神社だ」と思ってしまう自分もいます。

 

“覚悟して行く場所”になった三峯神社

三峯神社は、

もはや「ふらっと立ち寄る場所」ではありません。

  • 時間を確保し

  • 天候を読み

  • 体力も考え

覚悟を持って行く場所です。

 

それは信仰としては、とても正しい形なのかもしれません。ただ、その分、秩父の中での立ち位置は少しずつ変わってきているようにも感じます。

 

だからこそ、宝登山神社が持つ意味

このあと宝登山神社の話に戻ると、その違いがよりはっきりします。

宝登山神社は、

  • 本気すぎない山

  • 登ることも、頼ることもできる

  • 日常と信仰の距離が近い

という、絶妙な立ち位置にあります。

 

信仰としても、観光としても、無理をしていない。登りたい人は登る。楽に行きたい人はロープウェーに乗る。
この選択肢の多さは、今の時代には、むしろ貴重です。

 

 

 

宝登山神社とは?

宝登山神社は、火災除け・盗難除けの神様として信仰されてきた神社です。

派手さはありませんが、

  • 地元に根付いている

  • 季節の変化を受け止める

  • 生活と近い

そんな空気があります。

「すごい場所」ではなく、「通える場所」。それが宝登山神社の良さだと思います。

 

三峯神社と宝登山神社の違い

比べるものではないですが、

あえて言うなら——

  • 三峯神社:覚悟して行く場所

  • 宝登山神社:ふと行ける場所

どちらも秩父には必要で、

どちらかだけではバランスが崩れる。

宝登山神社には、

日常と信仰の中間のような立ち位置があります。

 

山を登ることで見える秩父

40分ほど登って、息が少し上がり、汗をかく。それだけで、ロープウェーで一気に上がるよりも

景色の見え方が変わります。

秩父は、

「近いようで遠い」

「楽なようで、実は大変」

そんな土地です。

宝登山神社は、その秩父の距離感をいちばんやさしく教えてくれる場所なのかもしれません。

 

 

まとめ|観光地らしくないけど、それが秩父

宝登山神社も、三峯神社も、

どちらも秩父を象徴する場所です。インフラは完璧じゃない。不便なことも多い。でも、整いすぎていないからこそ残っている空気があります。観光地らしくない。でも、それがいい。

宝登山神社は、そんな秩父を知る入口として、とてもいい場所だと思います。

 

 

 

 

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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