「旅立ちの日に」秩父から始まった卒業ソングの旅

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秩父市立影森中学校で生まれた「旅立ちの日に」は、日本全国の卒業式で歌われるようになった感動的な定番曲です。この曲は、退職する校長の小嶋登先生が作詞し、音楽教諭の坂本浩美先生が作曲しました。

 

ここでは、その創作背景と全国への波及、そして秩父ミューズパークの旅立ちの丘との関係について掘り下げます。

 

 

「旅立ちの日に」の誕生

『旅立ちの日に』は1991年に埼玉県秩父市立影森中学校で生まれた卒業式の定番曲です。この曲は、校長の小嶋登先生が作詞し、音楽教諭の坂本浩美先生(現・高橋浩美)が作曲しました。

 

坂本先生は、卒業する生徒たちのために特別な記念を残したいという思いから、小嶋先生に作詞を依頼。初めは断られましたが、翌日、完成した歌詞が坂本先生の机に置かれていました。

 

その歌詞を見て、坂本先生は感動し、音楽室で15分程度で曲を完成させたそうです。

 

全国への波及

当初は影森中学校内のみで歌われていましたが、松井孝夫による編曲が音楽雑誌に掲載されたことや、メディアでの取り上げ、さまざまなアーティストによるカバーがきっかけで、全国的に広まりました。

 

この曲は、『仰げば尊し』などを超え、日本で最も広く歌われる卒業式の歌となりました 。

 

 

 

秩父ミューズパークの旅立ちの丘との関係

秩父ミューズパーク内にある「旅立ちの丘」には、「旅立ちの日に」の歌碑が設置されています。この場所は、曲が秩父で生まれたことを記念し、訪れる人々に曲のメッセージを伝え続けています。

 

旅たちの丘をくぐると自動的に旅たちの日にの音楽が流れます。またここは雲海や秩父を一望できる最高の景色を見ることができます。

 

秩父のテーマパーク、ミューズパークは今!

 

 

 

 

印象的なサビの歌詞

 

いま、別れのとき 飛び立とう未来信じて
弾む若い力信じて
このひろい このひろい大空に

いま、別れのとき 飛び立とう未来信じて
弾む若い力信じて

このひろい このひろい大空に

 

この曲は、新しい章の始まりに対する希望や勇気、そして別れの寂しさを表現しています。特に、「飛び立とう未来信じて」というフレーズは、未来への一歩を踏み出す際の心情を象徴的に表しています。

 

この曲が持つ深い感情や、全国の多くの卒業式で歌い継がれる理由は、その歌詞にある普遍的なメッセージにあります。生徒たちだけでなく、人生の様々な旅立ちを迎える人々にとっても、勇気や希望を与えてくれる歌として親しまれています。

 

 

まとめ

「旅立ちの日に」は、卒業という人生の節目に、希望と勇気を与えてくれる歌として、今も多くの人々に愛されています。秩父から始まったこの歌が全国に広がり、多くの心に響いているのは、その普遍的なメッセージの力でしょう。

 

秩父ミューズパークの旅立ちの丘では、この歌が未来に向かって旅立つすべての人々へのエールとして、これからも歌い継がれていくことでしょう。

 

 

 

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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