香水とフレグランスの違いとは?

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「香水とフレグランススプレーって、何が違うの?」そんな疑問を持つ方は多いかもしれません。

 

本記事では、香水とフレグランスの違いや、それぞれの成分や使い方、肌に直接つけてよいかどうかなど、香りのアイテム選びに役立つ情報をわかりやすく解説します。

 

 

フレグランスとは?香り全般を指す総称

「フレグランス」とは、本来「芳香」「香り」を意味する言葉で、香水に限らず香りをもつ製品全般を指す総称です。

 

たとえば、シャンプーやボディソープ、柔軟剤、ハンドクリーム、ルームスプレー、さらにはアロマキャンドルやお香まで、香りを楽しむ製品すべてが“フレグランス製品”に含まれます。

 

つまり、香水はこの広いフレグランスの世界の中の「ひとつのカテゴリ」にすぎません。

 

さらに言えば、「フレグランス」という言葉には、日常の中で無意識に私たちが感じ取っている香りすべてが含まれます。

 

朝起きて顔を洗うときの洗顔料の香り、洗濯したての衣服から漂う柔軟剤の香り、街角を歩いている時にすれ違う人の髪から香るシャンプーの匂い。

 

私たちは常に「フレグランス」に囲まれて生活しているのです。香りは記憶や感情に深く結びつき、印象を左右する強力なツール。そんな香り全体を指す“フレグランス”という視点を持つことで、生活の質がより高まります。

 

 

香水の特徴:成分と香りの変化

香水は主に以下の3つの成分から作られています:

  • アルコール

  • 香料

香水の最大の特徴は、「香りの変化」があること。体温で香りが温められることで、時間とともに香りが3段階に変化します。

 

香水の香りの三段階

  • トップノート:つけてすぐ香る柑橘系などの軽やかな香り

  • ミドルノート:10〜30分後に現れる花や樹脂などの主役の香り

  • ラストノート:数時間後に残るウッディ系など重く深みのある香り

 

この時間とともに変化する構造は、香水ならではの魅力です。

 

調香 ピラミッド型でトップミドルラストが記載

 

フレグランススプレーの特徴:分類と制約

香水と似た構成を持つフレグランススプレー(ルームスプレーやファブリックミスト)も、 主に水・アルコール・香料で構成されています。

 

ただし、香水との決定的な違いは「分類」と「使い方」です。

 

雑貨か化粧品か

  • 香水:化粧品分類 → 肌に直接つけることを前提に作られている。薬機法の管理下で製造

  • フレグランススプレー:雑貨分類 → 肌に直接つけることを想定していない

 

そのため、フレグランススプレーは「肌には直接使用しないでください」と明記されているのが一般的です。

 

フレグランススプレーはどう使う?

肌につけることはできなくても、香りを楽しむ方法はたくさんあります。

 

フレグランススプレーのおすすめ使用シーン

  • ルームスプレー:空間にシュッとひと吹き。気分転換やリラックスに

  • ファブリックミスト:カーテンやソファ、寝具に使って香りのある暮らしに

  • 衣類スプレー:外出前のジャケットやストールなどに

香りを“まとう”のではなく“まわりに漂わせる”のがフレグランススプレーの魅力です。

 

 

香りアイテムを選ぶときの注意点

香水とフレグランススプレーでは、期待できる持続時間や香りの濃度が異なります。

項目 香水 フレグランススプレー
香りの濃度 高い(5%〜20%以上) 低い(1%前後)
香りの持続時間 約4〜6時間 約1時間〜2時間
肌への使用 可(化粧品) 基本的に不可(雑貨)
主な使用場所 体(手首、首など) 空間や布製品

 

 
 
 

 

香りとライフスタイル:どちらを選ぶ?

香水は「自分の印象を残す」ためのアイテム。ビジネスや特別なシーンで、自分を演出したいときに活躍します。誰かと会う日、特別な場所に行く日、記憶に残したい瞬間を香りで演出できるのが香水の魅力です。

 

一方、フレグランススプレーは「気分を変える」「空間を整える」ためのツール。

 

朝の目覚めのスイッチ、午後の集中力アップ、夜のリラックスタイム。部屋にシュッとひと吹きするだけで、その瞬間の気分を切り替えられる“香りのスイッチャー”です。

 

在宅ワークのモチベーションUPや、休日の読書時間などにも、香りを取り入れることで過ごし方の質が変わることもあります。香水と違い“肌につける責任”がない分、もっと自由でカジュアルに香りを楽しめるのもポイントです。

 

BLACKLETTERSでは

ISILKが展開する【BLACKLETTERS】では、秩父産クロモジなど天然精油をベースにしたフレグランススプレーを展開。

肌につけるのではなく、空間全体に広がる香りが、森林浴のようなリラックスをもたらします。

 

BLACKLETTERS フレグランススプレーを見る

 

まとめ

香水とフレグランススプレーは「香りを楽しむ」という点では共通していますが、その成分や分類、使い方には明確な違いがあります。

 

どちらが良い・悪いではなく、あなたのライフスタイルや目的に合った香りの使い方を選ぶことが大切です。

まずは、日々の暮らしの中に香りを取り入れてみませんか?

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 

フレグランス除菌スプレー

秩父のめぐみを使ったプロダクト。

香りとともに日常を非日常に。

フレグランス除菌スプレー

フレグランス除菌スプレー

商品紹介

名酒『秩父錦』は、寛延二年(1749年)、山深く水清い秩父の仙郷に産声をあげました。以来270有余年、荒川水系の良質な水と秩父盆地特有の寒冷な気候に恵まれ、昔ながらの手作りの技術を今なお活かし、さらに磨きを加え、地酒の持つ芳醇なコクのあるお酒として名声を博しております。
 
今回はそんな酒造メーカーの協力のもと秩父錦のアルコール77を製造していただき、Blacklettersの香水3種類の香りを
合わせた除菌スプレーを発売いたしました。秩父で取れた天然のクロモジとお酒のハーモニーを体験してください。
 
秩父の水や自然で作られたアルコールは柔らかく、馴染みやすい肌触りになります。
 
ルームスプレーとしてもファブリックスプレーとしてもご利用いただけます。
 
ぜひこの機会に香水の香りをお試しください。

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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