コロナ禍の化粧品業界とフレグランス業界

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コロナ禍の化粧品業界とフレグランス業界

コロナ禍になり、以前まで中国人の爆買いもなくなり、以前のような光景は見れなくなりました。

中国が日本で買い物をさせないために規制を厳しくしても尚、化粧品の売り上げはうなぎ登り状態でした。

しかし今はマスクをするため、リップやファンデーションなど、外に出る機会が減ったため、年間2兆円あった売り上げが、45パーセント程下がっているそうです。

資生堂は大きくなりすぎたため、コロナ禍で訪日消費がゼロになったことで、売上の半分以上がなくなりました。その影響でドルチェアンドガッパーナの香水ライセンスやトイレタリー事業を売却することで、身軽になり、スキンケアに集中すると言った格好になりました。

 

STAYHOMEというトレンド

一方お家時間の充実がキーワードとなり、リモートワークが盛んに言われるようになり、香りを楽しむ方が大変多くなりました。

 

精油やリードディフューザーなど、家にいるときにリラックスや気分転換をするために第6感を刺激するようなものに、人々の関心が集まったように感じます。

 

以前は年間600億だった市場も少しずつ香りを欲している方が増えたことによりフレグランス業界も少しずつ伸びています。2025年までは成長を続けると予想されていますが、日本の強みである軽やかさやスッキリさを和精油を通して、日本ではないとできないものづくりで世界と戦うべきとは思っています。

 

Businessman trading online stock market on teblet screen, digital investment concept

特に香りは本来、食品に使われるフレーバーとトイレタリーの中のシャンプーやボディーソープ、洗剤(柔軟剤)などでも使用されており、薄利多売な市場があるのも現状です。

 

トイレタリー市場

その中でもBOTANISTやPUBLIC ORGANIC などは天然を謳った商品が売れ筋になり、少しハイラインなども展開しておりすごくコンセプトや発信力という部分でずば抜けていただと感じます。

ただ髪の毛のケアとなると何が正解かわからないのも現状ではあります。泡立ちが良ければいいかというとそうでもなく、ゴワゴワしないようにツヤをだすため髪にダメージを与える成分が入っていたりかなり成分としては本末転倒な部分もあります。

 

Stack of soap bars with sponge and bottles on light background

 

SNSの発信とインフルエンサー

ネットでの拡散など今のSNSやAI時代の売り方や、今までのようなCM広告を中心に展開をしていく仕組みから短期間にたくさんの商品を展開し、すぐに新商品を出すというサイクルにすることによって新鮮さを出していると言った内容のため商品が良くなるというよりかはいかに安く短期で稼ぐ。そう言った風潮がトイレタリーにはあるそうです。そのため資金力のある大手が展開するケースが多いです。

このように香りに関わる業界はさまざまで、食品からトイレタリーまで香りの重要性というのはすごく歴史的にも長いと感じました。その香りに携われることを嬉しくおもうと共に、ライバルが多い市場でどのように戦っていくのかが今後のキーワードになっていくように感じました。

 

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