SHELOOKというブランド２

スキンケアとは

化粧品業界は全くわからなかったため、１から市場のブランド全ての化粧水、乳液、クリームを使い、なぜこの３つではないといけないか、スキンケアとは何ぞかを学びました。そこで出た答えは十人十色ということです。人間の肌は一人一人違うためオーダーメードで化粧品を作ることはできません。なおかつロットが多いのでなるべく悩みにフォーカスをしたものを作らなければいけません。原料は香りと一緒で、天然のものもあれば幹細胞や研究開発によって開発されたものが使われています。その中で、3年は保存できないといけなかったり、菌が増殖したりしないため防腐剤など、人の肌に影響が出ないように色々なものが入っています。

界面活性剤

一時期界面活性剤は悪物扱いされていますが、化粧品を作る上で油と水は切っては切り離せない存在です。

それを一緒にするためには必ず必要なものです。分離をしてしまったら商品としてクレームが出てしまいます。なかなか難しい世界ですし、医薬部外品や医薬品と同じような分野のためすごく勉強になります。

また化粧品に関しては効果効能を謳えません。何々に効くとか治るとか説明することが薬事法で禁止されています。そのため、カタログひとつ作るのに製造元のチェックが必要になります。

スキンケアのルール

洋服と違いルールがたくさんありすぎるから逆に自由がなくなってしまう気がしますが。

スキンケアを語る上で欠かせないのが、プラスティックとビン問題。瓶は特に日本には２社しかメーカーがないためどこの容器屋さんに行っても大概一緒です。そのため差別化できません。

客観的に見ればデザインをカッコ良く、他にないものを生み出すことが売れる１つの要素だと思っていましたが制約が多すぎてどこで特別感を出せばいいのか？すごくもどかしかったです。

そんなこんなでシルクの良さを活かした化粧品開発がスタートしました。以前も繭にはセリシンとフィブロインという２つのアミノ酸があると説明しました。

秩父の彩繭はセリシンに大きい効果を得ることができます。そのためフィブロインを使っても白繭と比べて変わらないと言う内容になってしまいます。セリシンを使うと実用性として何が起こるか。

スキンケア商品を選ぶ決め手とは

スキンケアを作る上で女性が使った際にこの化粧品がいいと思うポイントは２つ

１つ目はテクスチャー。肌につけた時の付け心地ですね。

２つ目は朝起きた時の肌の明るさ（トーンアップ）

ただ肌はすぐには変わりません。基本的には肌が再生する周期は個人差はありますが大体２週間から３週間です。そのため購入した商品がいい！と感じる時間は1日や2日では最終はわからないのです。

ただ、使った人がそのように感じることもまた事実なのでそうなるような仕掛けがブランドによって成分の中でバランスをとっている可能性があります。また女性に限りますが、女性の場合は外的要因もありますが肌荒れや肌の調子は生理や日頃の疲れ等内面によっても影響します。そのためいくらいいものを使ったとしてもいいか悪いかは判断できる人は少ないと思います。

つづく