【国産精油】クロモジとニオイコブシのアロマオイル比較|香り・効果・使い方まとめ

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はじめに|日本生まれの“香る木”に癒されて

日々のストレスや忙しさの中で、ふと「ほっとする香り」が恋しくなる瞬間はありませんか?

 

そんな時に注目したいのが、日本に自生する香木「クロモジ」と「ニオイコブシ」から抽出される国産精油です。どちらも古くから暮らしの中で親しまれてきた天然素材ですが、その魅力はまだ広く知られていません。

 

本記事では、それぞれの成分・香りの特徴・効能・おすすめの使い方までを、アロマ初心者にもわかりやすくご紹介します。

 

 

 

 

ニオイコブシとは?

ニオイコブシは、通称タムシバとも呼ばれ、日本の本州・四国・九州に自生する落葉高木です。

 

春先に白い花を咲かせ、強く爽やかな芳香を放ちます。葉を噛むとほのかな甘味があり、それが「カムシバ(噛む柴)」の語源とされます。

 

主な成分と香りの特徴

  • シトラール:レモングラスにも含まれ、レモン様のすっきりした香り

  • リモネン:柑橘類の皮に含まれ、明るく元気な印象の香り

  • シオネール:ユーカリにも多く含まれる清涼感のある香り

  • テルピネオール:フローラルなトーンを持つ甘い香り

 

期待できる効能

  • 気分のリフレッシュと高揚

  • 鎮静作用によるストレス緩和

  • 抗菌・抗ウイルス作用

 

 

クロモジとは?

クロモジ(Lindera umbellata)は、クスノキ科の香木で、関東以西の日本に広く分布しています。爽やかな香りが特徴で、和菓子の楊枝や薬用茶にも用いられてきました。

 

学名: Lindera umbellata (黒文字)元々は神に祀る木として使われ、黒い点々が遠くから見た際黒い文字に見えることから区黒文字と名付けられました。

 

学名に使用されているLindera(リンデラ)は、 18世紀のスウェーデンの 植物学者「Linder さん」の名前にちなんでつけられたそうです。

 

主な成分と香りの特徴

  • リナロール:フローラル調で甘く柔らかい香り

  • リモネン:柑橘系のトップノートを持つ爽やかな香り

  • ゲラニオール:華やかで少しグリーンな香り

 

期待できる効能

  • 抗菌・抗真菌作用

  • 肌荒れや炎症を抑える

  • 消化器系の不調の緩和

  • 自律神経のバランス調整

 

 

比較表】ニオイコブシとクロモジの違い

特徴 ニオイコブシ クロモジ
主な香り レモン様の爽快感+森林系 フローラル+ウッディー+柑橘
主成分 シトラール、リモネン リナロール、リモネン
主な効能 気分高揚、抗菌、鎮静 抗菌、リラックス、整腸
向いているシーン 朝の目覚めや集中力UP 夜のリラックス、肌ケア

 

活用シーン別おすすめブレンド

  • リラックスしたい夜に:クロモジ + ラベンダー

  • 朝のリフレッシュに:ニオイコブシ + レモングラス

  • お肌のケアに:クロモジ + ローズゼラニウム

  • ぐっすり眠りたいときに:クロモジ + サンダルウッド + カモミール

  • 集中力を高めたいときに:ニオイコブシ + ローズマリー + ユーカリ

  • 気分が落ち込んでいるときに:クロモジ + ベルガモット + ネロリ

 

 

初心者向け:和精油の安全な使い方

  • 精油は必ず植物油で1〜2%に希釈して肌に使用

  • 妊娠中や小さなお子様への使用は専門家へ相談

  • 初めての使用時はパッチテストを行いましょう

 

 

 

【初心者向け】クロモジの木の見分け方|香りと葉の特徴で簡単チェック!

 

和精油が持つ価値とこれから

ニオイコブシやクロモジは、日本の自然が育んだ繊細な香りを持つ貴重な香木です。森林浴のようなリラックス効果があり、日常に「深呼吸できる空間」をもたらしてくれます。

 

しかし、生産量は少なく、抽出や流通に手間がかかるため、普及にはまだ課題が残っています。今後はストーリー性やトレーサビリティを大切にし、ホテルやリラクゼーション施設との連携が期待されています。

 

MSDSとSDSの違いとは?精油ビジネスに欠かせない”安全データ”の基本と注意点。

 

 

ISILKの取り組み

ISILKでは、秩父の自然資源を活かしたクロモジ精油を通して、日本の和精油文化を国内外に広める活動を行っています。

クロモジの葉はお茶として、枝葉は入浴剤やスキンケアに。旅館では「クロモジ風呂」として提供されることもあり、その香りと効能は幅広く活用されています。

 

 

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まとめ

クロモジとニオイコブシは、どちらも日本が誇る天然のアロマ素材。それぞれの香りと効能を理解すれば、シーンに合わせて最適な癒しを取り入れられます。

 

精油として使うだけでなく、その背景にある文化や自然とのつながりを感じながら、和精油の魅力を楽しんでみてください。

 

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商品紹介

匂辛夷 ニオイコブシ 学名:Magnolia Salicifolia
抽出部位:枝葉 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:南会津

ニオイコブシは別名タムハシと言い、昔から香りの良い植物として知られている。精油は枝葉から取られ、花の甘い香りとは異なり、樹木の香りの中にレモン調の爽やかさと少しのスパイシーさを併せ持つ複雑な香り。天然100%のエッセンシャルオイルになります。

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黒文字 クロモジ 学名:Lindera Umbellate 

繍出部位:技葉/抽出方法:水蒸気蒸留法/原産地:秩父(埼玉)
 
 
緑色の枝には黒い斑点があり、それが肇で 黒い文字」を白いたように見えることから、この名前が付けられた。高級爪楊枝の素材として利用されたり、
神を祭る木として利用されてきました。香水にブレンドすると深みが増す。
 
秩父で取れる天然のクロモジはリナロール成分が多く含まれているためスズラン、ラベンダー、アロマ精油としては柑橘のベルガモットなどに近い香りが感じられます。
 
天然100%のエッセンシャルオイルになります。

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月桃 ゲットウ 学名:Alpinia Zerumbet

抽出部位:葉  抽出方法:水蒸気蒸留法  原産地:沖縄

沖縄などの亜熱帯地方に自生する繁殖力の強い多年草.沖縄では「サンニン」と呼ばれ、民間薬として古くから使用されている。100kgの葉から100gほどしか採油されないため、たいへん高価な精油である。

 

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自分の手で未来を創造し無限大の可能性を高めていく

変化や成長、今までの自分と未来の自分との融合

パワフルに自分自身と向き合う時に重ね付けのメインベースにもおすすめ

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草の葉や木の葉の裏側のような強く美しい生命力を感じる渋くくすんだ薄緑色

それは本来の自然と共に生きるという根本であり気がつくといつもそこにある安心感

とノスタルジックな記憶を思い起こす香り穏やかでリラックスモードの時に 

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レザーとタバックの香り、複雑で重めの香りが特徴的。すごく個性的な1本です。

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いつかの晴れた日の空を想う刻一刻と移り変わる瞬間を束ねて重ねる空の色

文学作品でも登場する空色は自分の心に穏やかで誠実な精神性を育んでいく

集中力を高めたい一日や思考をクリアにしたい時に

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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