富士山 コンビニ in 山梨が秩父にもある?!

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最近話題になっているのが、コンビニと富士山に外国人が殺到して迷惑しているというニュースや外国人にはSNS上で写真を撮りたいという観光客が急増している状況。

 

色々な意見はありますが、日本に外国人がたくさん来てくれることはすごくいいことなのに日本人は鎖国していたときと同じように、やはり苦手意識があるようです。

 

そんな富士山とコンビニについて秩父にも富士山に似た武甲山があります。そして武甲山・コンビニを見ることができるスポットが秩父にも1か所あるんです。そんな武甲山、コンビニについて触れていきたいと思います。

 

 

富士山と武甲山

富士山は日本人なら誰でも、いや世界中の人々が日本といえば富士山を思い浮かべるほど有名な山です。

 

この山は、静岡と山梨の県境に位置しており、富士山の標高は3,776メートル(12,389フィート)になります。

 

国内外から多くの登山者や観光客が訪れ、今で言うオーバーツーリズムの影響で今年の6月からは試験的に入山にお金がかかるようになり、入場制限も行われるようになりました。通行料2000円だそうです。

 

通行料に関する記事はこちら

 

富士山の形成は約10万年前に始まりましたが、その前段階としての火山活動はもっと古くから存在します。富士山の形成には主に以下の段階があります

 

古富士火山(こうふじかざん)

この火山活動は約25万年前に始まりました。古富士火山は現在の富士山の北西に位置し、溶岩と火山灰を大量に噴出し、古富士火山の活動は約10万年前に終わりました。

 

新富士火山(しんふじかざん)

約10万年前から現在の富士山が形成され始めましたがこの段階では、中央部から溶岩と火山灰が繰り返し噴出し、現在の円錐形の山体が形成されました。

 

新富士火山の活動は現在も続いており、最近では1707年の宝永噴火が有名です。この噴火では、山体の南東側に大きな火口が形成され、江戸(現在の東京)まで火山灰が降り積もりました。

 

 

 

武甲山

武甲山とは埼玉県秩父市にある石灰岩が豊富な特徴的な山です。武甲山の形成については、以下のような地質学的過程が関与しています。

 

武甲山は標高1,304メートルの高さの山のため、トラッキングとしても2時間程度で頂上に到着することができる場所としても人気です。

 

 

石灰岩の形成

武甲山は石灰岩が主成分で、その石灰岩は古代の海底で形成されたものになります。埼玉県秩父は盆地になっているため、以前は全て海で覆われていたため、今でも古代の化石が出てくるなど、かなり希少な場所として有名です。

 

約3億年前の古生代にあたるデボン紀から石炭紀にかけて、現在の日本列島が海底にあった頃、海中に生息していたサンゴや海洋生物の死骸が堆積し、長い時間をかけて圧縮されて石灰岩が形成されました。

 

地殻変動

その後の地殻変動により、海底の石灰岩層が隆起し、現在の地表に露出しました。これが武甲山の基盤となります。このプロセスは数千万年にわたるプレートテクトニクスの影響を受けています。

 

日本列島はユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートが交差する場所に位置しており、これらのプレートの運動が地殻を変形させ、山岳を形成します。

 

石灰岩の採掘

武甲山は明治時代以降、石灰岩の採掘が盛んに行われ、そのために山の形状が大きく変化しました。石灰岩はセメントの原料として利用され、東京の高層ビルや新幹線の建設など、日本のインフラ整備に大きく貢献しました。

 

しかし、採掘の結果、武甲山の北側斜面は大きく削られ、現在の平らな山容となっています​。現在の秩父鉄道、西武鉄道ができたのもこの武甲山から取れる石灰岩の影響が大いにあります。

 

写真は武甲山の頂上からの秩父の景色です。

 

 

今人気の富士山とコンビニ

現在外国人が山梨の場所に集まることで、事故につながったり近隣の方に迷惑がかかるということで行政がポールを立て黒幕を取り付けていますが、日本人が今後生き残るためには観光は必須産業になります。

 

 

それを外国人のマナーが悪いのもわかりますが、外国人に理解できるようにきちんと対応できていない日本側にも問題はあると思います。富士山の恩恵を受けてたくさんの人たちが世界中から来てもらえる。素晴らしいことだと思います。

 

 

埼玉県の秩父でも外国人誘致をするために、色々と試行錯誤しています。是非富士山と武甲山は違えど、秩父も有数のパワースポットです。人を呼べるコンテンツの山だと思っています。

 

渋沢栄一が出資を考えるほど秩父にはセメントというポテンシャルがありました。その産業が衰退した今、未来に向けて人工的に削ってきた山の行く末を外からの旅行客の方に感じてもらえるよう私たちも秩父のために努力しなくてはいけないと思っています。

 

 

 

今後人気になる武甲山とコンビニ

激写してみました。どうでしょうか?結構好きな構図です。

富士山とコンビニもいいですが、武甲山とコンビニもよくないですか??

是非秩父に遊びにきてください。

 

 

 

 

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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