翔んで埼玉も踊る?コバトンと「サーキュラーファッション」で考える埼玉県民の日の未来

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11月14日は埼玉県民の日。小・中・高校生にとってはうれしい休日であり、都内のテーマパークが埼玉県民でにぎわう特別な一日です。

 

そんな記念すべき日に、ISILKは埼玉県庁で開催された「サーキュラーファッションショー」に参加しました。弊社はファッションとサステナビリティを軸に、タレントのユージさんや県のマスコット「コバトン」の衣装制作を担当。

 

今回の活動を通じて、私たちISILKの目指す循環型社会と、BLACKLETTERSやSHELOOKが掲げる未来のモノづくりへの想いをお伝えします。

 

 

 

県庁がランウェイに?サーキュラーファッションショーに参加

今年、埼玉県庁では「サーキュラーファッションショー」という、環境とファッションを結ぶ革新的なイベントが開催されました。弊社ISILKもこのイベントに協力し、タレントのユージさんや埼玉県のマスコット・コバトン、さらには県庁部長の衣装製作を担当させていただきました。

 

使用した素材は、埼玉県内でリサイクルボックスから集められた不要衣類。それらを元に、リメイクジャケットやオリジナルTシャツをデザイン・制作。短期間での製作でしたが、地域と未来をつなぐクリエイションとして、大きな意味を感じています。

 

 

サーキュラーエコノミーとは?衣食住の循環が地域を守る

“Circular(サーキュラー)”は「円形」「循環する」という意味。経済活動におけるサーキュラーエコノミー(循環型経済)とは、資源を使い捨てるのではなく、再利用・再資源化・長寿命化などを通して持続可能な社会を築こうとする考え方です。

 

ファッション業界も例外ではありません。従来の「大量生産・大量廃棄」から脱却し、使い終えた衣類をリメイク・リサイクルし、再び価値あるモノとして生まれ変わらせる。この考え方は、衣類だけでなく、コスメや食、農業など幅広い分野に応用が可能です。

 

 

ISILKの取り組み:循環型ライフスタイルの提案

私たちISILKは、秩父の自然資源と職人技術を活かし、「循環するライフスタイル」の創造を目指しています。

たとえば、フレグランスブランド「BLACKLETTERS」では、秩父の森で採取される黒文字(クロモジ)の枝葉から和精油を抽出。大量伐採によって自然を壊すのではなく、剪定枝や間伐材を活用しながら、新たな植林と循環を前提にした“森と共存する香りづくり”を実践しています。

また、シルクライフケアブランド「SHELOOK」では、秩父産の繭から得られるシルク成分を活かしたレッグウォーマーやスキンケア製品を開発。その背景には、地域養蚕の再生や森林資源の活用など、多面的な循環の思想があります。

▶︎ BLACKLETTERS 香りの循環プロジェクトはこちら

▶︎ SHELOOK 自然と調和するスキンケア商品はこちら

 

ファッションから未来へ:翔んで埼玉がつなぐサーキュラーな物語

埼玉県は、古くから織物や養蚕文化が根付く場所。秩父銘仙や川越唐桟に代表される繊維産業は、かつての地域経済の主軸でした。いま再び、そうした伝統に現代の技術と環境配慮を掛け合わせた「サステナブルファッション」としての再構築が始まっています。

 

今回のファッションショーで再会したユージさんは、かつて筆者が展開していたブランド「gigibytomohikohoriguchi」の服を着用してくださっていたご縁のある方でした。思わぬ再会と縁の連鎖が、この地域での取り組みに新たなモチベーションを与えてくれました。

 

 

まとめ:県民の日を「未来を考える日」に

県民の日は、ただの祝日ではありません。その土地に生きる人が「地域の今と未来」を考えるきっかけになるべきです。

 

私たちは、ファッション・香り・シルク・自然資源という多様な切り口から、秩父を軸とした“循環型地域づくり”に取り組んでいます。この一歩一歩の積み重ねが、未来の埼玉、そして日本のサステナブルな社会の礎になると信じています。

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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