天然原料と人工(化学)原料から生まれるもの<前編>
ブログ

人類が地球に生まれてから
昔から人々は自分たちの暮らしが良くなるため、色々なことを試し、失敗をして世の中にいいと思えるものだけを残してきました。
何千年も昔は、何がいいかも分からず身の回りの草や石や動物などから生きるために必要なものを得て、人間というコミュニティが広がって今日に至ってます。弱肉強食のなかで、生物ピラミッド中で頂点に君臨する人間だからこそ、生きるために知恵を絞り、その中で殺戮や餓死などを経てたくさんのことを学び、経験をして1つ、2つと自分たちにとっていい物が世に出ていきます。
自然のなかで、木々や草花は外敵に食べられないように、自分を守るため色々な進化を遂げていきます。それにより抗菌性や殺菌性が高い自然由来の成分を得ることができます。
その過程で取れる自然のエキスは今日色々な分野で取り入れられています。
医療、食品や化粧品など。漢方医学もその1つです。
医療の分野では奈良・平安時代には鉱物薬や動物薬が比較的多く用いられたといわれています。
正倉院に現存する薬物などから推察すると、ヨーロッパから中国経由で輸入された麝香(ジャコウ)、熊胆(ユウタン)、鹿茸(ロクジュウ)、牛黄(ゴオウ)、海狗腎(カイクジン)などがあります。
これらは現代でも高貴薬として珍重され、奇応丸、六神丸などに配合されています。
こうして日本にもたらされた中国医学(漢方医学)で用いる薬物は、天然の動植物や鉱石から得られる、いわゆる生薬(ショウヤク)です。その生薬の種類と数はかなり異なりますが、天然物を原材料としている点では、世界の他の地域の医薬(伝統医学・薬物)と変わりありません。
江戸時代には長崎に赴任したシーボルトが蘭方医学で使用する薬物(蘭方薬)を輸入しています。
シーボルトの慣用薬には、アンモニア水、阿片(あへん)、テリアカ(底野迦:アヘンを含む製剤。解毒薬、鎮痛万能薬)、カミツレ、カノコソウ、サフラン、吐根、ベラドンナ(ロート根)、ジギタリス、ビリリ(牛胆)、エーテル、カンフル、塩酸、炭酸アンモニウム、鉄粉、葡萄酒をはじめ欧米に産する本来の西洋薬物(洋薬)が多く、その他丁字、薄荷、ラベンダー、桂皮、胡椒など東南アジア産の多くの香辛料や漢方でも用いる薬物(生薬)などがあり、実に多岐にわたる薬物が医療の場で使用されたことが分かります。
この西洋薬物の多くは、西洋医学でよく使用されていた代表的用薬です。
歴史的にみてもやはり海外からの医療の知識が日本を少しずつ人々の寿命を増やす貢献をしていたんだ
と実感することはできます。
科学の進歩
一方で、化学が進化をし自然の中だけだと人間が使える量が補えないため、量産するために人工的に同じ栄養価が取れるようなものを開発していきます。
それにより、化学が進歩し暮らしが豊かになり、火だったのが電気になり、徒歩が馬車が車やバイクに変化したり、たくさんの進化を繰り返します。
今周りを見渡すと欲しいものは手に入り、自分が満足行くサービスを受けられる状態だと思います。
サスティナブルが生み出すもの
天然原料と人工(化学)原料の融合はある意味サスティナブルだと思う反面、研究をして成果を出すまでには膨大な時間と労力が必要になると思います。
例えば、昔から使われていたものが今も尚いいものとして使われている原料。化粧品を例に出すとSK2
米麹の生産過程でできるピテラはずっと人々に使われ続けています。他にもたくさんの事例があります。
食品で言うと発酵食品。大豆から醤油ができたり、米からお酒ができたり、麦からビールができたり、サトウキビから砂糖ができたり、海水から塩が作られたり日本の調味料と言われるものは昔ながらの製法で今まで作られてきました。
一方消えゆくものもあります。
例えばシルク。養蚕が昔は盛んで品質のいい蚕からシルクの糸がとれ、着物となり、衣服として人々の生活の一部として着用されてきましたが、生産も中国に移り、日本での着物需要もなくなり産業自体が衰退し、ポリエステルやナイロンのような合成繊維が台頭してきます。
それにより安い商品を大量に作ることができるようになりました。
シルクの糸になる繭は蛹を守るためのシェルターですが、蛹は桑を食べて育ちます。
桑しか食べません。昔は蛹はたくさん取れたため、佃煮にすることでたんぱく源の一つとして生活の1品として多くの人に食べられてきました。
いまでも長野では食べることができます。
つづく
日本の自然から抽出された天然の恵み
爽やかで身に纏う自然な香り。
自然と一体になれる独自のリラックス空間を
エッセンシャルオイル ユズ 5ml
商品紹介
柚子 ユズ 学名:Citrus Junos
抽出部位:果皮 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:高知
日本では古くから栽培されてきた、馴染み深い香りの柚子。一般的に精油は圧搾法で抽出されるものが多いが、水蒸気蒸留法で抽出した精油は光毒性等の心配もなく圧搾法とは全く違った香りを楽しめる。
天然100%のエッセンシャルオイルになります。
【エッセンシャルオイル(精油)の楽しみ方】
[芳香浴]
①カップやボウルにお湯をはります(40〜50℃くらい)
②お湯に精油を1〜3滴垂らします。
[お風呂]
①精油を1〜5滴植物油やバスソルトに混ぜます。
②①をバスタブに入れてよくかき混ぜ、入浴します。
[マッサージ・スキンケア]
①植物油に精油を加えます。
※精油の濃度がボディ用は1%未満、フェイス用は0.5%を目安にお作りください。植物油10mlに精油2滴、濃度は1%です。
②①をよく混ぜます。
③②を適量手に取り、両手で温めてから気になる部分のマッサージやスキンケアに使用します。※余ったオイルはすぐに酸化してしまいますので、遮光瓶に入れて保管し、できるだけ早く使い切ることをお勧めします。
Blacklettersの精油3ml、5mlのボトルの1滴の目安は約0.05mlです。
日本の自然から抽出された天然の恵み
エッセンシャルオイル スギ 5ml
商品紹介
杉 スギ 学名:Cryptomeria Japonica
抽出部位:葉 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:南会津
日本原産で古くから植林されていたこともあり、日本各地でみられる。まっすぐに伸び硬さも十分あることから建築材や工芸材として広く使われてきた。
天然100%のエッセンシャルオイルになります。
日本の自然から抽出された天然の恵み
エッセンシャルオイル ハッカ 5ml
商品紹介
薄荷 ハッカ 学名:Mentha Arvensis
抽出部位:葉 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:北海道
日本に自生する和種ハッカ。主成分のメントールがペパーミントの1.5倍と多く、より強い清涼感がある。主産地は北海道で夏と秋に淡紅紫色の唇型の花を咲かせる。
天然100%のエッセンシャルオイルになります。
天然原料と人工(化学)原料から生まれるもの<前編>
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人類が地球に生まれてから
昔から人々は自分たちの暮らしが良くなるため、色々なことを試し、失敗をして世の中にいいと思えるものだけを残してきました。
何千年も昔は、何がいいかも分からず身の回りの草や石や動物などから生きるために必要なものを得て、人間というコミュニティが広がって今日に至ってます。弱肉強食のなかで、生物ピラミッド中で頂点に君臨する人間だからこそ、生きるために知恵を絞り、その中で殺戮や餓死などを経てたくさんのことを学び、経験をして1つ、2つと自分たちにとっていい物が世に出ていきます。
自然のなかで、木々や草花は外敵に食べられないように、自分を守るため色々な進化を遂げていきます。それにより抗菌性や殺菌性が高い自然由来の成分を得ることができます。
その過程で取れる自然のエキスは今日色々な分野で取り入れられています。
医療、食品や化粧品など。漢方医学もその1つです。
医療の分野では奈良・平安時代には鉱物薬や動物薬が比較的多く用いられたといわれています。
正倉院に現存する薬物などから推察すると、ヨーロッパから中国経由で輸入された麝香(ジャコウ)、熊胆(ユウタン)、鹿茸(ロクジュウ)、牛黄(ゴオウ)、海狗腎(カイクジン)などがあります。
これらは現代でも高貴薬として珍重され、奇応丸、六神丸などに配合されています。
こうして日本にもたらされた中国医学(漢方医学)で用いる薬物は、天然の動植物や鉱石から得られる、いわゆる生薬(ショウヤク)です。その生薬の種類と数はかなり異なりますが、天然物を原材料としている点では、世界の他の地域の医薬(伝統医学・薬物)と変わりありません。
江戸時代には長崎に赴任したシーボルトが蘭方医学で使用する薬物(蘭方薬)を輸入しています。
シーボルトの慣用薬には、アンモニア水、阿片(あへん)、テリアカ(底野迦:アヘンを含む製剤。解毒薬、鎮痛万能薬)、カミツレ、カノコソウ、サフラン、吐根、ベラドンナ(ロート根)、ジギタリス、ビリリ(牛胆)、エーテル、カンフル、塩酸、炭酸アンモニウム、鉄粉、葡萄酒をはじめ欧米に産する本来の西洋薬物(洋薬)が多く、その他丁字、薄荷、ラベンダー、桂皮、胡椒など東南アジア産の多くの香辛料や漢方でも用いる薬物(生薬)などがあり、実に多岐にわたる薬物が医療の場で使用されたことが分かります。
この西洋薬物の多くは、西洋医学でよく使用されていた代表的用薬です。
歴史的にみてもやはり海外からの医療の知識が日本を少しずつ人々の寿命を増やす貢献をしていたんだ
と実感することはできます。
科学の進歩
一方で、化学が進化をし自然の中だけだと人間が使える量が補えないため、量産するために人工的に同じ栄養価が取れるようなものを開発していきます。
それにより、化学が進歩し暮らしが豊かになり、火だったのが電気になり、徒歩が馬車が車やバイクに変化したり、たくさんの進化を繰り返します。
今周りを見渡すと欲しいものは手に入り、自分が満足行くサービスを受けられる状態だと思います。
サスティナブルが生み出すもの
天然原料と人工(化学)原料の融合はある意味サスティナブルだと思う反面、研究をして成果を出すまでには膨大な時間と労力が必要になると思います。
例えば、昔から使われていたものが今も尚いいものとして使われている原料。化粧品を例に出すとSK2
米麹の生産過程でできるピテラはずっと人々に使われ続けています。他にもたくさんの事例があります。
食品で言うと発酵食品。大豆から醤油ができたり、米からお酒ができたり、麦からビールができたり、サトウキビから砂糖ができたり、海水から塩が作られたり日本の調味料と言われるものは昔ながらの製法で今まで作られてきました。
一方消えゆくものもあります。
例えばシルク。養蚕が昔は盛んで品質のいい蚕からシルクの糸がとれ、着物となり、衣服として人々の生活の一部として着用されてきましたが、生産も中国に移り、日本での着物需要もなくなり産業自体が衰退し、ポリエステルやナイロンのような合成繊維が台頭してきます。
それにより安い商品を大量に作ることができるようになりました。
シルクの糸になる繭は蛹を守るためのシェルターですが、蛹は桑を食べて育ちます。
桑しか食べません。昔は蛹はたくさん取れたため、佃煮にすることでたんぱく源の一つとして生活の1品として多くの人に食べられてきました。
いまでも長野では食べることができます。
つづく
日本の自然から抽出された天然の恵み
爽やかで身に纏う自然な香り。
自然と一体になれる独自のリラックス空間を
エッセンシャルオイル ユズ 5ml
商品紹介
柚子 ユズ 学名:Citrus Junos
抽出部位:果皮 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:高知
日本では古くから栽培されてきた、馴染み深い香りの柚子。一般的に精油は圧搾法で抽出されるものが多いが、水蒸気蒸留法で抽出した精油は光毒性等の心配もなく圧搾法とは全く違った香りを楽しめる。
天然100%のエッセンシャルオイルになります。
【エッセンシャルオイル(精油)の楽しみ方】
[芳香浴]
①カップやボウルにお湯をはります(40〜50℃くらい)
②お湯に精油を1〜3滴垂らします。
[お風呂]
①精油を1〜5滴植物油やバスソルトに混ぜます。
②①をバスタブに入れてよくかき混ぜ、入浴します。
[マッサージ・スキンケア]
①植物油に精油を加えます。
※精油の濃度がボディ用は1%未満、フェイス用は0.5%を目安にお作りください。植物油10mlに精油2滴、濃度は1%です。
②①をよく混ぜます。
③②を適量手に取り、両手で温めてから気になる部分のマッサージやスキンケアに使用します。※余ったオイルはすぐに酸化してしまいますので、遮光瓶に入れて保管し、できるだけ早く使い切ることをお勧めします。
Blacklettersの精油3ml、5mlのボトルの1滴の目安は約0.05mlです。
日本の自然から抽出された天然の恵み
エッセンシャルオイル スギ 5ml
商品紹介
杉 スギ 学名:Cryptomeria Japonica
抽出部位:葉 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:南会津
日本原産で古くから植林されていたこともあり、日本各地でみられる。まっすぐに伸び硬さも十分あることから建築材や工芸材として広く使われてきた。
天然100%のエッセンシャルオイルになります。
日本の自然から抽出された天然の恵み
エッセンシャルオイル ハッカ 5ml
商品紹介
薄荷 ハッカ 学名:Mentha Arvensis
抽出部位:葉 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:北海道
日本に自生する和種ハッカ。主成分のメントールがペパーミントの1.5倍と多く、より強い清涼感がある。主産地は北海道で夏と秋に淡紅紫色の唇型の花を咲かせる。
天然100%のエッセンシャルオイルになります。