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アロマキャンドルの作り方|ソイ・蜜蝋・パームワックスの違いと精油の適切な量【クロモジ木芯の可能性も解説】

アロマキャンドルは「市販で買うもの」から「自分で作るもの」へ変わりつつあります。ワックスの種類・精油の量・芯の選び方——この3つを正しく理解するだけで、香りの質が格段に上がります。

 

この記事では、キャンドルメーカーの視点から、天然ワックス3種の違い・精油の適切な配合量・失敗しない作り方、そして日本固有のクロモジを木芯に使うという新しい発想まで解説します。

 

 

 

キャンドルに香りを加えるときの注意点

精油をキャンドルに使う際に知っておくべき3つの課題があります。

課題 内容
香り成分の変質 精油は高温(80℃以上)で主要成分が揮発・変質する。ワックスが液化したら少し冷ましてから精油を加えることが重要
ススと煙 精油の配合量が多すぎると燃焼が不安定になりススが出やすくなる。6%以下が目安
香料との相性 天然精油は合成香料より揮発しやすい。持続性を高めるにはベースノート(ウッド系・樹脂系)の精油を核にする

 

天然系キャンドルワックス3種の比較

ソイワックス(大豆由来)

項目 詳細
融点 47〜57℃
香りの広がり ◎ 最も広がりやすい
燃焼時間 長い(ゆっくり溶ける)
出にくい
向いている精油 柑橘・ハーブ・フローラル系
特徴 白く不透明。表面が滑らかに仕上がる

初心者に最もおすすめのワックスです。融点が低く扱いやすく、香りのなじみが良い。手作りアロマキャンドルの標準素材です。

 

ミツロウ(蜜蝋)

項目 詳細
融点 62〜65℃
香りの広がり ○ ほんのり甘い天然の香り
燃焼時間 非常に長い
ほぼ出ない
向いている精油 ウッド・樹脂・スパイス系
特徴 黄色みがかった自然な色。火を灯さなくても香る

蜜蝋自体に自然な甘い香りがあるため、精油との相乗効果が高い。火を灯さない「素焼きタイプ」としても使えます。ただしカビが生えやすいため、防腐対策(ビタミンE添加など)が必要です。

 

パームワックス(ヤシ由来)

項目 詳細
融点 約57℃
香りの広がり ○ 安定した燃焼で持続
燃焼時間 中程度
少ない
向いている精油 どの系統とも相性が良い
特徴 結晶模様が美しくインテリア性が高い

固まる際に独特の結晶模様が表面に現れ、見た目の美しさが際立ちます。ただし環境負荷への配慮から、RSPO認証(持続可能なパーム油の認証)を取得したものを選ぶことが重要です。

 

 

natural soy wax processed form of soybean oil for handmade soy candles in wooden bowl.

 

ワックス別・精油の適切な配合量

「香りが弱い」「ススが出る」の原因のほとんどは精油の量が適切でないことです。

ワックス 精油の適正配合率 100gあたりの滴数目安
ソイワックス 6〜10% 120〜200滴(6〜10ml)
ミツロウ 3〜6% 60〜120滴(3〜6ml)
パームワックス 6〜8% 120〜160滴(6〜8ml)

精油1滴=約0.05mlで計算しています。

重要なタイミング: ワックスを溶かした後、60〜65℃まで冷めてから精油を加えてください。それ以上の高温では香り成分が揮発してしまいます。

 

 
 
 
Beautiful candles with wooden wicks on white background
 
 
 

手作りアロマキャンドルの基本レシピ

材料(直径6cmのガラス容器1個分・約100g)

材料 備考
ソイワックス 100g フレーク状が溶かしやすい
精油 6〜10ml(120〜200滴) 好みのブレンドで
キャンドル芯 1本 容器の高さ+3cm
芯固定用クリップまたは割り箸 1セット

手順

Step 1|芯をセットする 容器の底に芯をテープで固定し、上部を割り箸で挟んで中央に固定します。

Step 2|ワックスを溶かす 湯煎でワックスを完全に溶かします(80℃以下を目安に)。電子レンジは温度管理が難しいため湯煎推奨。

Step 3|精油を加える ワックスが60〜65℃まで冷めたら精油を加えてよく混ぜます。温度計があると正確です。

Step 4|容器に注ぐ ゆっくり容器に注ぎます。急ぐと気泡が入ります。

Step 5|完全に固まるまで待つ 室温で2〜4時間。冷蔵庫に入れると表面が割れる原因になるため、自然冷却してください。

Step 6|芯をカットして完成 固まったら芯を5〜7mmに切ってください。長すぎると煙とススの原因になります。

 

 

おすすめの精油ブレンドレシピ

 

ブレンド名 精油と滴数 効果・シーン
秩父の森 クロモジ8+ヒノキ6+ユズ4 リラックス・就寝前に
和の静けさ クロモジ10+スギ6+ハッカ2 集中・作業時に
森の朝 ヒノキ8+ユズ6+クロモジ4 目覚め・朝のルーティンに
秋の夜 クロモジ8+スギ8+ラベンダー4 深いリラックス・睡眠前に

※上記はソイワックス100gに対する滴数です

 

木芯(ウッドウィック)とクロモジの新しい可能性

キャンドルの芯には通常のコットン芯のほか、**木芯(ウッドウィック)**という選択肢があります。燃焼時にパチパチと焚き火のような音がして、視覚・聴覚・嗅覚の三感を同時に楽しめます。

 

ここに新しい発想があります。

 

クロモジの枝を木芯として使う——精油を抽出した後の枝葉は、従来「廃材」として扱われてきました。しかしこれを粉砕・圧縮して木芯として再活用すれば、燃焼のたびにクロモジの香りがほのかに広がるキャンドルになります。

 

通常の木芯 クロモジ木芯
スギ・ヒノキ・バーチなど 秩父産クロモジの枝
燃焼音のみ 燃焼音+クロモジの香り
香りは精油に依存 芯自体が香り源になる

 

これはBLACKLETTERSが現在研究・開発を進めているコンセプトです。「精油を抽出した後の素材を無駄にしない」——秩父の素材を余すことなく使い切るという思想の延長線上にあります。

 

アロマキャンドルに使うなら国産精油を

キャンドルに使う精油は、成分・産地が明示されたものを選んでください。成分不明の精油は燃焼時の安全性が確認できません。

 

BLACKLETTERSの精油はすべて国産・天然100%・産地と主要成分を完全開示しています。キャンドル用途にも安心して使えます。

 

精油 産地 主成分 キャンドルとの相性 価格
クロモジ 秩父(埼玉) リナロール40〜60% ◎ ウッディ・リラックス ¥5,500(3ml)
ヒノキ 国産 α-ピネン・テルピネン ◎ 森の清涼感 ¥1,540(5ml)
ユズ(蒸留) 高知産 リモネン・γ-テルピネン ○ 爽やかな柑橘 ¥2,750(5ml)
スギ 南会津産 セドロール・α-ピネン ◎ 深みのある和の香り ¥1,760(5ml)
ハッカ 北海道産 メントール・メントン △ 少量のアクセントに ¥1,760(5ml)

👉 BLACKLETTERSの精油一覧を見る

 

まとめ

ポイント 内容
ワックス選び 初心者はソイワックス。こだわるなら蜜蝋
精油の量 ソイワックス100gに6〜10ml(120〜200滴)
精油を加えるタイミング 60〜65℃まで冷めてから
芯の長さ 5〜7mmにカット
精油選び 成分・産地が明示された国産天然精油を
 
 
 
 
 
 
 
 

秩父に来たら、ぜひ立ち寄ってください。

秩父祭の歴史を伝える「秩父祭り会館」にて
BLACKLETTERSの香水を販売しています。

秩父の森から生まれた香り、
ぜひ現地で体験してみてください。

秩父祭り会館

〒368-0041 埼玉県秩父市番場町2-8

0494-23-1110

10時00分~17時00分 休館日:毎週火曜日

ACCESS 

  • 電車をご利用の場合

    西武鉄道ご利用の場合 池袋より西武秩父線利用 西武秩父駅下車 徒歩15分
    秩父鉄道ご利用の場合 熊谷駅から秩父鉄道 秩父駅下車 徒歩3分

    お車をご利用の場合

    関越自動車道ご利用の場合 関越自動車道 花園I.C.下車 国道140号で秩父方面へ
    日高・飯能方面よりお越しの場合 国道16号経由、国道299号で秩父方面へ
    甲府・山梨方面よりお越しの場合 中央自動車道 勝沼I.C.より国道20号~国道411号~国道140号経由で秩父方面へ

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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