【シルクが気になる人必見】シルクの化粧品原料としてのすごさを解説


シルクとは何か?

 

消えつつある日本のシルク文化

シルクは英語読みで、日本語読みは絹。
 
シルクといえば、繊維のなかでも唯一昆虫から取れる糸であり、すぐにシミになったり、虫に食べられたり、洗濯できないなどかなり扱いが難しい繊細な生地として有名です。
 
その中でも生地の表面に現れる光沢感や高級生地やニットとして現在でも色々な場面で活躍しています。
しかしシルクの糸は日本製ではなくすべて輸入に頼っています。
 
基本的に今は日本で生産されているものは全体の1%に満たないと言われており、一番生産の多い国は中国産に続いてブラジル産、インド産やタイ産などが上位に来ます。
 

天皇家で育てている最古の繭小石丸

 
小石丸 シルクの写真
 
ちなみに天皇家では今でも小石丸というすごく小さい蚕を皇居内(紅葉山御養蚕所)で生産し、御養蚕納の儀 にて収穫した生糸を神前に供え、神恩に感謝する儀式を行っています。もともと王室と養蚕の関わりは古くからあり、日本書記にも記載されています。
 
 
そのため農業と共に養蚕は国の繁栄と豊穣(ほうじょう)を支える重要なものだったそうです。また小石丸が正倉院にて保存されていた絹織物(古代裂)の復元に必要であることが判明し、増産を経て、16年間、正倉院に対し小石丸の繭を提供した経緯が記載されています。
 
 
お蚕様(おかいこさま)と言われて、漢字では天の虫と書きます。天から授かった虫と呼ばれておりとても貴重な生き物として崇められてきました。
 
昔は基本的には貴族以上ではないとシルクの着物は着れないため、高い位の人以外の着物は木綿で作られていたそうです。やはり天皇の位の高い型の特別なものということになります。
 
 

シルクは人間の肌に一番近い成分

しかしシルクには伝説的な言い伝えがあります。それはシルク自体はタンパク質で人間の肌や髪の毛に成分がほぼほぼ一緒のため、人間の自然治癒力を高める機能があると。
 
現在では人間の体内の軟骨の替りや手術用の糸としても使われています。
また紫外線吸収率が高く、肌をバリアできるため生地が黄ばんできてしまうのはそのためです。
 
 
通気性にすぐれ、保温性もある機能素材で、昔はすごく万能な生地として活躍していたみたいです。なので昔は着るだけで身体を守ってくれた鎧みたいなイメージになります。
今ではシルクと聞くと高級なイメージがあるのはそう言ったことにつながっていたからだと推測します。
 
ちなみに上記で挙げた内容で近しいもので有効活用ができるものといえば基礎化粧品。人間の肌に一番近い成分で成り立っているため、天然の成分では右に出るものはないと言われています。
 
繊維業界大手セイレンでは昔織物の精錬をする職人の手が厳しい水仕事にも関わらず白く美しいことからシルクの成分であるセリシンを発見したというのが化粧品になるきっかけになったと言われています。
シルクの化粧品の特徴はまずは
 

保湿力

シルクの成分であるセリシンおよびフィブロインは人間の肌に一番近いアミノ酸タンパク質でできるため皮膚の保湿性や水分保持に優れています。

 

紫外線吸収

UVカットの紫外線A波B波を吸収してくれる保護機能があります。シルクは天然成分ですが、日焼け止めに使われる成分は珊瑚を破壊する成分が使われています。日本の日焼け止めの大半はこの成分が入っています。
 

アンチエイジング

フラボノールが入っているので抗酸化作用により酸化ストレスから皮膚を保護し、チロセナーゼを阻害する作用があるため美白効果の機能を持っています。
 
 

シルクの研究

どこかの本で読んだんですが、1990年代までは蚕、すなわちシルクは糸以外の製品には使ってはいけないと法律として定められていたと言われていたため、あまり研究が進んでいないのもその理由なのかもしれません。
 
 
研究といえばシルクの研究に関して上記にも出た信州大学の教授が人工軟骨をシルクを使って研究した例や東京農業大学や筑波大学でも盛んに研究が行われていたと聞いています。
 
 
シルクの成分はフィブロインという糸になる部分とセリシンという糸を保護している部分の2つに分かれます。研究者の間ではこの2つの成分の役割は似ているものの、フィブロイン派とセリシン派で分かれているみたいです。
市場で取引をされているものはフィブロインの方がセリシンと比べて高い値段で取引をされています。
 
 
セリシンは特に不純物を取り除くのに大変な思いをするそうで、フィブロインが好まれているのも、大変さが掴まとうからなのかはわかりません。
 
 
ということでシルクが女性を綺麗にする方法は着るもの(ファッション繊維)にも化粧品(美容)どちらにとっても重要なものいうことはわかってもらえたかと思います。
 
 
今後はシルクを中心としたプロダクトを展開予定ではありますが、現在秩父のめぐみを使ったプロダクトBLACKLETTERSを展開中です。
もしよろしければ商品のぞいてみてください。
 
 

フレグランス除菌スプレー

秩父のめぐみを使ったプロダクト。

香りとともに日常を非日常に。

フレグランス除菌スプレー

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商品紹介

名酒『秩父錦』は、寛延二年(1749年)、山深く水清い秩父の仙郷に産声をあげました。以来270有余年、荒川水系の良質な水と秩父盆地特有の寒冷な気候に恵まれ、昔ながらの手作りの技術を今なお活かし、さらに磨きを加え、地酒の持つ芳醇なコクのあるお酒として名声を博しております。
 
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合わせた除菌スプレーを発売いたしました。秩父で取れた天然のクロモジとお酒のハーモニーを体験してください。
 
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