秩父錦と武甲酒造 ― 伝統と革新が息づく、秩父の2大酒蔵
日本の自然と文化が色濃く残るまち、秩父。ここには270年を超える歴史を誇る2つの老舗酒造――矢尾本店「秩父錦」と武甲酒造「武甲正宗」があります。
どちらも18世紀中頃に創業し、秩父の豊かな自然とともに歩んできたブランド。清らかな水、寒暖差のある気候、そして高品質な米という恵まれた条件の中で、唯一無二の酒造りを続けています。
秩父錦|百貨店「矢尾」が手がける老舗の銘酒
矢尾本店は1749年(寛延2年)創業。現存する秩父唯一の百貨店「矢尾」のルーツでもあり、もともとは酒造業からスタートしました。
その後、呉服や食料品、日用品などの販売を始め、江戸時代の天保年間には「秩父絹(太織)」の買継業も展開。繊維文化とも深く関わってきました。
酒蔵には今もなお当時の蔵建築が多く残されており、歴史的情緒が漂う場所として地元の人々に親しまれています。
BLACKLETTERSとのコラボが実現
この歴史ある秩父錦とのご縁から、私たちBLACKLETTERSでは、矢尾本店様と協力し、アルコール77(高濃度エタノール)を用いた香り付き除菌スプレーを共同開発しました。
手指の除菌はもちろん、ルームスプレーやパーソナルフレグランスとしても使える万能アイテム。使用しているアルコールは食品・飲用レベルと同等で、肌に優しく安心して使用いただけます。
「秩父錦」ブランドのクラフト精神と、BLACKLETTERSの香りの美学が融合したこの製品は、秩父の伝統と現代の感性を結びつけた、新しいライフスタイル提案です。
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武甲酒造|井戸から始まる、文化財に宿る酒造り
一方の武甲酒造は1753年(宝暦3年)創業。中庭に湧く井戸水「武甲山伏流水」は平成の名水百選にも選ばれた名水であり、同社の酒造りの命ともいえる存在です。
登録有形文化財にも指定された重厚な蔵の建築は、酒造の歴史を物語りながらも、今なお現役で稼働している貴重な空間。訪れる人を江戸の時代へと誘います。
このような建物が残されているのは、今の秩父では数少なく、地域の文化資産としての価値も高いと言えるでしょう。
秩父の酒づくりと未来
日本酒は「蒸米」「米麹」「水」を主原料に、麹菌の糖化作用と酵母による発酵を同時並行で進行させる高度な技術「並行複発酵」によって生まれます。これは世界でも類を見ない、非常に緻密な醸造法です。
そしてその味わいを支えているのが、秩父の水。石灰岩地質によりカルシウムを含む軟水は、発酵を穏やかにし、柔らかな酒質を実現します。
さらに、新たな試みとしてのアルコール応用製品も注目されています。
アルコールの多様な展開
酒税法により飲用アルコールには1%以上で課税されますが、消毒用エタノール(アルコール77)は非飲用として多目的に活用可能です。特にコロナ禍を機に、多くの酒蔵が社会貢献としてこの分野に参入しました。
私たちBLACKLETTERSは、こうした可能性に着目し、“香りと衛生”を両立する商品を展開しています。これは、酒造が持つ本質的な“清め”の文化と、現代のウェルネスを結びつけたものでもあります。
まとめ
秩父錦と武甲酒造。ともに270年以上の歴史を持ちながらも、それぞれの形で秩父の酒文化を守り続けています。
そして今、その酒文化は“飲む”を超え、“香る・纏う”という新たなステージへと進化しています。
BLACKLETTERSでは、秩父の文化や技術を香りという形で未来へ繋ぐ製品をこれからも発信してまいります。
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フレグランス除菌スプレー
秩父のめぐみを使ったプロダクト。
香りとともに日常を非日常に。
フレグランス除菌スプレー
商品紹介
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