秩父・長瀞の隠れた魅力: 絶景ライン下りと伝統のかき氷
秩父地方、特にその心をなす長瀞は、豊かな自然と深い歴史が息づく地です。この地域は、秩父鉄道によって運営される壮大なライン下りと、阿佐美冷蔵の伝統的なかき氷で知られています。この記事では、長瀞の自然の美しさ、地域の文化、そして訪問者が楽しめる様々なアクティビティに焦点を当てています。
長瀞のライン下り:自然との調和
長瀞ライン下りの歴史は、明治時代から始まり、大正時代に入るとより広く知られるようになりました。最初は民間経営によって運営されていましたが、大正12年に秩父鉄道による直営が始まりました。明治中頃から「舟下り」が始まり、大正10年頃から一般に知られるようになりました。
長瀞ライン下りは、秩父地方の自然美を背景にした独特の体験を提供しています。
岩畳や荒川の流れを巡るこのアクティビティは、カヌーやラフティング、キャンプといった他のアウトドア活動とともに、秩父地方の観光の主要な魅力の一つです。
また、長瀞渓谷自体は、日本の名勝及び天然記念物として指定されています。これは、長瀞地域が、自然の美しさと歴史的な価値を高く評価されていることを示しています。
長瀞という地名
長瀞に流れる荒川の長いゆるやかなながれの「瀞」が1キロ近くも続くことから名づけられました。
瀞とは緩やかなという意味になります。
体験内容
- ライン下りは岩畳を境に上流Aコース(親鼻橋~岩畳)と下流Bコース(岩畳~高砂橋)があり、それぞれ約30分の所要時間があります。
- 上流コースは流れが急でスリルがあり、下流コースは新緑や紅葉を楽しむのに適しています。
およそ30分のコースを岩畳を見ながら川を下っていきます。
大人料金は1800円子供は800円になります。
岩畳の秘密:地球の歴史を見る
地質の成り立ち
長瀞の地層は、約1億6000万〜1億年前に形成された海底地殻の玄武岩と海溝に積もった砂や泥が元になっています。これらはまず、海洋プレートとともに大陸プレートの下へ沈み込みました。
地下15~30kmの深さで膨大な圧力と熱による変成作用を受けた後、鉱物が再結晶して結晶片岩になり、その後地殻変動により地表に現れました。
地質の特徴
地表の結晶片岩は側面から見ると横に薄い層を形成しています。これは地中深くでの圧力と剪断運動によって再結晶した鉱物が平面上に並んだ結果です。
長瀞の岩畳の片岩表面には縦横に割れ目があり、これは「節理」と呼ばれ、地中から上昇して地表に現れる過程で岩石にかかる圧力が緩んで膨張し、亀裂を生じた結果です。
結晶片岩の種類
長瀞で見られる結晶片岩には石墨片岩、緑泥石片岩、緑簾石片岩、スティルプノメレン片岩、ピンク色の紅簾石片岩などがあります。
これらの岩石は、三波川変成帯と呼ばれる地質帯に分布しており、長瀞を東端に西は九州まで約800kmにわたって帯状に続いています。
阿佐美冷蔵:秩父の味、伝統のかき氷
かき氷の歴史と阿佐美冷蔵の起源
阿佐美冷蔵は130年以上続いている製氷業者で、1992年にかき氷店を開始しました。テレビや雑誌に多数紹介され、現在は行列ができる人気店になっています。
阿佐美冷蔵のメニューと特徴
阿佐美冷蔵のかき氷は天然氷に天然素材で無添加のシロップをかけて食べるのが特徴です。メニューには「蔵元秘伝極みスペシャル」や「あさみの和スペシャル」などがあり、季節限定や日替わりメニューも提供しています。
地元の水資源とかき氷の品質
阿佐美冷蔵は、天然の水源を使用して製氷しており、その品質がかき氷の味に反映されています。
店舗情報
金崎本店と寶登山道店の2店舗があり、金崎本店は秩父郡皆野町金崎、寶登山道店は秩父郡長瀞町に位置しています。
両店舗は徒歩で約15分、車で3~4分の距離にあります。
夏の繁忙期には行列ができ、待ち時間は2~3時間になることもあります。
HPはありませんが、ブログで更新しているようなので是非行く際は確認ください。
秩父鉄道を利用したアクセス方法
秩父鉄道の利用
羽生駅(東武伊勢崎線)、熊谷駅(JR高崎線他)、寄居駅(東武東上線、JR八高線)、御花畑駅(西武秩父線)などが他鉄道からの連絡駅になります。 * これらの駅から長瀞駅へのアクセスが可能です。
車でのアクセス方法
関越自動車道を利用する場合: 練馬ICから花園ICまで約50分かかり、そこから国道140号を経由して約30分です。
都心からのアクセス: 国道17号を経由して熊谷へ行き、熊谷から国道140号を経由して約45分です。
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