秩父のイチローズモルト蒸留所見学
あの有名なイチローズモルト。秩父市のこの風光明媚な場所は、日本ウイスキーの秘密の宝庫、イチローズモルト蒸留所の故郷です。
本記事では、この魅力的な蒸留所の歴史、特徴、訪問者に提供する独特の体験について掘り下げていきます。
イチローズモルト蒸留所の歴史
イチローズモルト蒸留所は、秩父市の豊かな自然に囲まれた地で設立されました。創業者のビジョンと地元の伝統が融合し、日本ウイスキー界に新たな息吹をもたらしました。
創業者の肥土伊知郎氏は1965年に埼玉県秩父市で生まれ、大学で醸造学を専攻しました。その後サントリーに就職し、祖父が創業者で父が経営していた東亜酒造に入社しました。
経営危機により東亜酒造が売却された後、肥土氏は「羽生蒸溜所」のウイスキー原酒を引き取り、2004年に秩父市でベンチャーウイスキー株式会社(秩父蒸留所)を設立。2007年に秩父蒸留所が完成し、2008年2月にウイスキー作りを開始しました。
秩父蒸留所のイチローズモルトは、国内外で高い評価を受けており、2006年にウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」のプレミアム・ジャパニーズウイスキー部門でゴールドメダルを受賞。
2017年には、「ワールド・ウイスキー・アワード」のシングルカスクシングルモルトウイスキー部門で世界一に輝きました。
蒸留所の特徴とプロセス
秩父の気候は、ウイスキーの熟成に理想的な環境を提供します。蒸留所では、独自の製法と厳選された原料を用いて、高品質なウイスキーを生産しています。特に秩父の特徴的な気候変動は、ウイスキーの熟成に多様な影響を与え、独特の風味を生み出します。
肥土伊知郎氏がスコットランドで学んだ伝統的なウイスキー製造技術を取り入れつつ、日本の風土に合わせた独自のアプローチを採用しています。
蒸留所では、小規模ながらも様々なタイプの樽を使用し、ウイスキーに独自の特徴を付けています。これには、アメリカンオーク、スペイン産シェリー樽、日本のミズナラ樽などが含まれます。これらの樽を使用することで、ウイスキーに複雑性と深みを与えています。
また、蒸留所では、年に一度限定で特別なウイスキーを製造しており、これらはコレクターズアイテムとしても非常に人気があります。イチローズモルトは、これらの限定品を含め、常に品質と革新性を追求しています。
訪問者のための体験
イチローズモルトの取り扱いと特別な製品
イチローズモルトは秩父の主な酒屋で取り扱われていますが、売り切れることが多いです。通販での購入が確実ですが、限定品は高値で取引されていることがあります。
秩父にはイチローズモルトを使用したウイスキーケーキ、ジェラート、チョコレートなども販売されています。
秩父ウイスキー祭りと蒸留所の特別イベント
毎年2月に開催される秩父ウイスキー祭りの前日には、年1回のイチローズモルト秩父蒸留所オープンデイが行われ、通常は一般公開されていない蒸留所の内部を見学できます。
ただし、参加人数が限られており、チケットの入手が困難です。
イチローズモルトの製品ラインナップ
1. イチローズモルト シングルモルトウイスキー
これは蒸留所の主力製品で、秩父の自然環境で熟成されたウイスキーです。このシリーズは、様々な味わいと複雑性を持つウイスキーを含んでおり、それぞれのボトルが独自の特徴を持っています。
2. イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ
ミズナラオーク樽で熟成されたこのウイスキーは、特有の香りと味わいが特徴です。ミズナラの樽がウイスキーに独特のスパイシーさと深みを与えます。
3. イチローズモルト&グレーン
これは、世界各国から選ばれたモルトとグレーンウイスキーのブレンドです。複数の原酒を巧みにブレンドすることで、バランスの取れた味わいを実現しています。
4. カードシリーズ
イチローズモルトの中でも特に有名なのが、限定生産される「カードシリーズ」です。これらのシリーズは、トランプのカードにちなんで名付けられ、それぞれ異なる特徴を持つシングルカスクウイスキーです。
5. 限定版リリース
イチローズモルト蒸留所は、年に一度限定で特別なウイスキーを製造しており、これらはコレクターズアイテムとしても非常に人気があります。
これらの限定版ウイスキーは、特別な熟成プロセスや独特の原料を使用しており、独自の風味と特性を持っています。
蒸留所訪問の計画方法
秩父へのアクセスは、東京から電車で約1時間半の距離にあり、西武鉄道秩父線の西武秩父駅が最寄り駅です。東京からの直通特急も運行されており、快適なアクセスが可能です。また、車を利用する場合、関越自動車道を経由して秩父市へアクセスすることができます。
イチローズモルト蒸留所への訪問は、事前予約が必要です。予約はオンラインで行うことができ、蒸留所の公式ウェブサイトから手続きが可能です。
訪問者は、ガイド付きツアーに参加し、ウイスキー製造のプロセスや蒸留所の歴史を学ぶことができます。また、テイスティングセッションも提供されており、イチローズモルトのさまざまな種類を試すことができます。※現在はやっていないそうです。
ハイランダーイン秩父
また市内には古民家を改装したハイランダーインいうベンチャーウイスキーが運営するイチローズモルトのバーもあります。
入手困難なウイスキーも飲むことができる貴重な場所です。飲み比べができるのも、特徴の1つです。西武秩父駅からは徒歩10分、お花畑駅(芝桜)から徒歩4分。
まとめ
秩父のイチローズモルト蒸留所は、日本ウイスキー愛好家必見のスポットです。その歴史と品質に触れる旅をぜひ体験してください。
爽やかな香りと共に、日常を非日常に。
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商品紹介
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トップ:スペアミント・オレンジ・レモン
ミドル:ユーカリ・スズラン
ラスト:へディオン・クロモジ
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無限の可能性・自分自身の拡大・変化・成長・統合
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グリーンティーやシトラスの香り。森から香るような爽やかな香りが特徴的
トップ:ベルガモット・レモン・オレンジ
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安心感・調和・安定・エコロジー・再生
REED DIFFUSER SORAIRO
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天然のクロモジをベースにした香水を展開。
レザーとタバックの香り、複雑で重めの香りが特徴的。すごく個性的な1本です。
トップ:アップル・アンブレット
ミドル:スミレ・ミント・ラベンダー
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精神・信頼・知性・平和・誠実
REED DIFFUSER WISKY
商品紹介
イチローズモルトの廃棄するウイスキーの樽から抽出したウイスキーの香りベーズにしたオリジナルリードディフューザー
職人が吹きガラスで1つ1つハンドメイドで作ったグラデーションのボトルに
オリジナルの紙製のリードスティックが、綺麗に香りを漂わせます。
秩父の恵からとれる最高の香り、秩父の世界的ウイスキーブランドイチローズモルトの
樽から抽出したウイスキーの香りが、他の香料と重なりハーモニーを奏でます。
お酒好きにはたまらない、奥深く、それでいて甘くパンチのある香りが印象的な香りです。
トップ:プラム・レモン
ミドル:セージ・クローブ・ナツメグ
ラスト:サンダルウッド・セダーウッド・ウイスキー
テーマ
秩父のメグミ・リラックス・高貴・野心・信念
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