株式会社ISILK

ムエットという余白に、香りと物語を——黒気包紙を選んだ理由と、手紙としてのパッケージ

香りには、目に見えない余韻があります。その余韻を、目に見える形で手渡せたら——
BLACKLETTERSのパッケージは、最初からそういう思想で作られています。

 

香りを届ける手紙」というコンセプト

BLACKLETTERSのパッケージは、手紙のデザインになっています。

香水をお届けするとき、それは単なる商品の発送ではありません。秩父の森の香りを、ひとりの人の日常に届ける行為です。だから、パッケージそのものを「手紙」にしました。

 

封を開ける瞬間から、香りとともに物語が始まる。受け取った人が、誰かへのプレゼントとして渡す瞬間にも、その思いが伝わる。BLACKLETTERSのパッケージには、そういう願いが込められています。

 

「お客様に香りを届ける手紙——そしてプレゼントとして、次の誰かへも渡せるように」

 

 

何度も青山へ——竹尾との紙選び

パッケージに使う紙を探すとき、BLACKLETTERSは老舗紙商・株式会社竹尾の青山ショールームに何度も足を運びました。香水のパッケージでありながら、ムエット(試香紙)としても機能する紙。求める条件は明確でした。

 

求めた条件 理由
表面に凹凸があること 凹凸が香りをホールドする。フラットな紙より香りが留まりやすい
吸収と放出のバランス 香りを吸いすぎず・揮発させすぎず・適切に香りを保持・放出する
香りが変質しないこと 紙の素材・インクが香料と反応しない強度
黒であること BLACKLETTERSの世界観・クロモジ=黒文字の象徴

 

この最後の条件——「黒」——が最も難しかった。

黒の紙はそもそも種類が少ない。その中から「香りをホールドする凹凸」と「保香・放香のバランス」を両立できる紙を探すと、選択肢はさらに絞られます。

 

竹尾のスタッフと何度も相談を重ね、風合い・香りの滞留性・色の再現性・手触りをひとつひとつ確認しながら試作を繰り返した末にたどり着いたのが、**「黒気包紙(くろきほうし)」**でした。

 

 

黒気包紙を選んだ理由

黒気包紙は、竹尾でなければ作れない紙です。

特性 内容
表面の凹凸 微細な繊維感が香りの粒子を留める
適度な厚みと空気層 香りを内包し、時間をかけてゆっくり放出する
マットな黒の質感 光を吸収する深い黒・印刷インクの発色が自然
手触り 肌への摩擦感が心地よく、手に取る体験そのものが上質
耐溶剤性 香料のアルコール成分に触れても変質しない

 

香水に使うムエット紙として、そしてパッケージとして手に取ったときの存在感として——この両方を満たす紙は、黒気包紙しかありませんでした。

 

 

使い終わった後も、残り続ける

BLACKLETTERSのパッケージには、もうひとつの思想があります。

「捨てられない紙」にすること。

香水を使い終わった後も、パッケージが手元に残り、生活の一部になってほしい。そのために、黒気包紙は以下のような使い方ができるよう設計されています。

 

使い方 内容
栞として 本を読むたびにふわりと香りが漂う
手紙・メモとして 誰かへのメッセージを書き、香りとともに渡す
サシェ・芳香剤として クローゼットや引き出しに入れて香りを残す
インテリアとして グラスに挿して、部屋の香りづけに

 

香水の体験は、ボトルが空になっても終わりません。紙の上に残った香りが、日常のどこかでまたふっと立ち上がる——そういう余韻まで含めて、BLACKLETTERSの香りです。

 

 

 

「黒」に込めた意味

BLACKLETTERSの名前の由来は「黒文字(クロモジ)」——秩父の森に自生するクスノキ科の樹木です。

パッケージを黒で統一したのは、単なるデザインの選択ではありません。

  • 黒文字(クロモジ)という植物の名前
  • 手紙に書かれた「黒い文字」
  • 見えないものを可視化する「黒」という色

これらが重なって、BLACKLETTERSという名前とパッケージの黒は一体になっています。

 

ムエットとしての使い方

BLACKLETTERSのパッケージ紙は、そのままムエット(試香紙)として使えます。

  1. 香水を紙の先端に1〜2プッシュ
  2. 軽く振ってアルコールを飛ばす(10〜15秒)
  3. 鼻から数センチ離してトップノートを確認
  4. 5分後・30分後と時間をおいてミドル・ラストノートの変化を追う

香りの試し方・ムエットの詳しい解説は👉 こちらの記事で。

 

BLACKLETTERSのラインナップ

秩父産クロモジを核素材に、3つの香りを展開しています。パッケージは手紙のデザイン——ギフトとしても、自分へのご褒美としても。

商品 香りの特徴 価格
香水 KUROMOJI(EDT・8ml) 秩父の森の朝・澄んだウッディ ¥4,620(税込)
香水 URAHA(EDT・8ml) 葉裏の青さ・植物的な深み ¥4,620(税込)
香水 SORAIRO(EDT・8ml) 秩父の空・透明感・軽やかさ ¥4,620(税込)
サンプルセット(3種) まず香りを試したい方に ¥990(税込)

👉 BLACKLETTERSの香水を見る 👉 ¥990のサンプルセットで試す

 

このプロジェクトは、竹尾が運営するスペシャルサイト「あのこの紙」にも掲載いただいています。 👉 掲載記事を見る(竹尾公式サイト)

 

 

 

 

 

 

 

秩父に来たら、ぜひ立ち寄ってください。

秩父祭の歴史を伝える「秩父祭り会館」にて
BLACKLETTERSの香水を販売しています。

秩父の森から生まれた香り、
ぜひ現地で体験してみてください。

秩父祭り会館

〒368-0041 埼玉県秩父市番場町2-8

0494-23-1110

10時00分~17時00分 休館日:毎週火曜日

ACCESS 

  • 電車をご利用の場合

    西武鉄道ご利用の場合 池袋より西武秩父線利用 西武秩父駅下車 徒歩15分
    秩父鉄道ご利用の場合 熊谷駅から秩父鉄道 秩父駅下車 徒歩3分

    お車をご利用の場合

    関越自動車道ご利用の場合 関越自動車道 花園I.C.下車 国道140号で秩父方面へ
    日高・飯能方面よりお越しの場合 国道16号経由、国道299号で秩父方面へ
    甲府・山梨方面よりお越しの場合 中央自動車道 勝沼I.C.より国道20号~国道411号~国道140号経由で秩父方面へ

【KATHERINE HAMNETT LONDON × BLACKLETTERS】YUSHIN オードトワレ 10ml

コラボ香水

4,620(税込)

今すぐ購入する

悠森 – YUSHIN
容量:10mL
容器:スプレータイプ
オードトワレ

商品紹介

“森をまとう”

黒文字とヒノキが織りなす、森の吐息のような香り。
「キャサリン・ハムネット・ロンドン」とのコラボから生まれた、
サステナブルなフレグランス〈悠森 – YUSHIN〉。

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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