ベルガモットとは?ベルガモットの香りがするアールグレイ紅茶を飲んでみたい方へ
香水が好きなら知っている香りベルガモット。
香りの王様ベルガモットの香りと紅茶のアールグレイの関係について普段何気なく飲んでいる紅茶の種類アールグレイ。
これは紅茶の茶葉とベルガモットの香りを混ぜてできたのがアールグレイって知ってましたか?
一方でベルガモットの香りは香水市場の中でもっとも愛され、多くの香水名作に採用されています。
柑橘系の香りの中ではトップノートとして使われている一番知名度高い香りがベルガモットの香りになります。
ではなぜ人々はベルガモットに魅了されるのか?ベルガモットとは何なのか?ベルガモットとアールグレイの関係を解説していきたいと思います。
ベルガモットとは?
まず、ベルガモットとは何でしょうか?
ベルガモットとはミカン科ミカン属の常緑高木樹の柑橘類になります。主産地はイタリア、フランス、イタリアの温暖な気温で育ちます。
日本でも、ミカンが盛んな四国、愛媛や高知で作られていますが、食用にはできないので主には精油(香り)のみでの使用となります。
ベルガモット自体は色々なところで育てることはできますが、それを精油の香り活用を目的として栽培するところが少ないのも現状です。
ベルガモットは基本的には美味しくないと言われているため、アールグレイティーなど紅茶の香りづけや、香水のフレーバー(香り)のみでしか活用方法がありません。
遺伝子解析の結果ベルガモットは、ミカン属の三つの原種が関与した交雑種であることが判明し、レモンとダイダイの雑種と仮定したモデルによく適合します。
ベルガモットの果実は生食や果汁飲料には使用されず、専ら精油を採取し香料として使用されます。ベルガモットの香りはトップノートで使われる一番最初に香ることで酸味のある爽やかな香りが爽快感を演出します。
ベルガモットの香りをトップノートに使用したメイドインジャパンの香水ブランドBLACKLETTERS
ベルガモットの由来
ベルガモットの名前は、諸説ありますが、ベルガモットの木が最初に栽培されたのはイタリア南部、特にカラブリア地方と言われ、その小さい都市の名前がベルガモだったことからこの名に由来しています。
他にも「梨の王」を意味するトルコ語「Beg armudi」からとする説があります。
言い伝えによると、かの有名なコロンブスがカナリア諸島でこのベルガモットの木を発見し、スペインやイタリアにもたらされ、ベルガモットの香りが広がるようにその後各地へ拡がったとされています。
ベルガモットは食べれない?
ミカンやレモン、柚子と違いベルガモットは精油にしか適しません。
元々ベルガモットは防腐剤として昔から使われて来ました。
皮に含まれる成分に強力な殺菌作用があるため、その香りが虫などを寄せ付けないという効果があります。
ベルガモットの皮は食べられませんが、その実は食べられます。 しかし苦みがあっておいしくはありません。
おいしくないというベルガモットの実には、コレステロール値や血圧を下げたり、肝臓の機能を高める働きがあるといわれています。
化粧品などの香料(香り)として使う際は、光毒性が高いため取り扱いには注意が必要です。
食べられないのに高価な果物ベルガモット
皆さまもご存じのベルガモットの香りの精油エッセンシャルオイルはベルガモットから採れることで高価なオイルに変身します。
その高価なオイルを使って誕生した飲み物が紅茶のアールグレイです。
ベルガモットから作られたアールグレイという紅茶アールグレイはイギリスの元首相のグレイ伯爵からつけられました。
アール = 伯爵
グレイ = 名前
アールグレイは茶葉の種類ではなく、フレーバーティーと言われる部類になります。
茶葉にベルガモットの香りを染みこませたものになるため、茶葉のクオリティとベルガモットの香りの質によってかなり商品のクオリティに違いが出てきます。
ちなみにダージリンは紅茶の茶葉の種類になります。知ってるようで知らない紅茶の世界も奥が深いですね。
ビジネスシーンでの紅茶の利用
- 集中力向上: 紅茶はリフレッシュ効果だけでなく、仕事への集中力を向上させる効果があります。紅茶に含まれるL-テアニンやカフェインが、集中力を高めることに貢献しています。
- リラックス効果: 紅茶の成分や香りはストレスを緩和し、気分をリラックスさせます。柑橘系やカモミールなどのフレーバーティーは、仕事中のティーブレイクに適しています。
- 口臭予防: 紅茶に含まれるポリフェノールは口臭を抑える効果があります。ランチタイムの後や、歯磨きができない忙しいビジネスマンにとって、紅茶は口の中をすっきりさせるのに役立ちます。
ベルガモットの効果効能
リラックス・不安・緊張の緩和
リラックス作用が高く、気持ちが沈んだり落ち込んだ時に心をゆっくりと落ち着けてくれます。また神経の緊張緩和にも優れているので、ストレスによる緊張や不安を和らげてくれる働きもあります。
鎮痙・抗菌・抗ウイルス・抗炎症・消化促進など
抗菌抗ウイルス作用を持つので、室内にアロマディフューザーを使って香りを拡散すれば、感染対策としても役立つでしょう。
また、鎮痙、消化促進作用があるので、消化不良のような際に腹部にマッサージすると良いと言われています。(マッサージの際は、植物油に精油1%程度の濃度に希釈したものを使用します)
消臭、空気をきれいに
室内でディフューザーで香りを拡散したり、消臭・抗菌作用を活用して、ニオイの気になる場所にスプレーして使用するのもおすすめです。
弊社BLACKLETTERSで展開しているフレグランスのURAHAにはベルガモットがトップノートで活躍しています。是非商品を手に取って香りを楽しんでみてください。
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