お香の種類と香り(アロマ)としての共通点
お香と聞いて、まず思い浮かべるのは仏壇に供える「お線香」ではないでしょうか。おじいちゃんの家の匂い——そんな懐かしい記憶と結びつく方も多いかもしれません。
しかし、お香は決して宗教的な場面だけのものではありません。現代ではリラックスや空間演出、ファッションとしても楽しまれ、日本人の暮らしに再び馴染み始めています。
この記事では、私たちの生活と深く関わるお香の種類や原料、そしてアロマとの共通点について解説します。さらに、香りを現代の暮らしに寄り添わせる新しい提案として、BLACKLETTERSの「紐お香」もご紹介します。
お香の主な原料と香りの特徴
お香の原料の多くは“木”です。特に白檀(びゃくだん)や沈香(じんこう)は、日本の伝統的なお香文化を支えてきた代表的な香木です。
-
白檀(サンダルウッド):甘くまろやかで落ち着いた香り。精神を安定させ、瞑想にも使われる。
-
沈香(じんこう):水に沈むほど油分を含んだ香木。重厚で深みのある香り。最高級のものは「伽羅(きゃら)」と呼ばれ、非常に希少です。
これらの香りは、現代のアロマオイルにも使用されることが多く、心身を整える効果があるとされています。

お香の主な種類
お香にはさまざまな形状や用途があります。以下に代表的なタイプをご紹介します。
● スティックタイプ(線香)
最もポピュラーなお香。燃焼時間は長さによって異なり、折って時間調整も可能です。仏前用からインテリア向けまで、幅広い香りが揃っています。
● 竹芯香(ちくしんこう)
竹ひごに香料を練りつけたタイプ。燃焼中に竹がパチパチと音を立てるため、室内では煙や匂いが強すぎることも。屋外や広い空間向け。
● コーンタイプ
円錐形で、先端から燃焼。燃えるほどに香りが強まり、短時間で香りを楽しめます。灰が崩れにくく、扱いやすいのも魅力。

専門的なお香の種類
日常ではあまり触れることのない「専門的なお香」も、日本の文化には根付いています。
● 長尺線香(ちょうじゃくせんこう)
読経や坐禅の時間計測に用いられる長い線香。時間と香りの関係性を大切にする、禅的な使い方です。
● 香(ずこう)
写経や修行前の身を清めるために使われる粉末香。手に取って身体に塗ることもあり、スピリチュアルな用途が中心。
● 焼香(しょうこう)
葬儀などで使われる粉末状のお香。白檀や沈香、丁子(ちょうじ)、鬱金(うこん)、竜脳(りゅうのう)などを調合。香りの深みで場を清め、故人に祈りを捧げます。

アロマとの共通点:香りは“癒し”と“ととのえ”の道具
お香とアロマ、形は違えど目的は似ています。
-
空間を整える
-
気分をリフレッシュする
-
心と身体を落ち着かせる
古くは「身を清める」ために香りを使い、現代では「心を癒す」目的で活用されています。香りは目に見えませんが、確実に私たちの感情に働きかけ、空気感や気分を変える力を持っています。

日常の香りに新しい形を:BLACKLETTERSの「紐お香」
そんな日本の香文化と現代的なライフスタイルの接点として、BLACKLETTERSでは「紐お香」という新しいプロダクトを提案しています。
ラッピングや靴紐に使われる“紐”に、特殊な香料を練り込みました。火をつけると、しっとりと広がる香りが空間を満たし、従来のお香とは一味違った楽しみ方ができます。
日常の中で、ちょっとした“香りの儀式”を取り入れてみませんか?
▼ 紐お香の詳細はこちらから
BLACKLETTERS商品ページへ
まとめ
日本人は「無臭文化」と言われることもありますが、実は生まれてから旅立つまで、香りと密接に関わってきました。お香もアロマも、形や成分こそ違えど、「心を整える」という目的では共通しています。
BLACKLETTERSの紐お香は、その香りの歴史と文化を現代に再解釈したアイテムです。ぜひ、香りある暮らしを一緒に楽しみましょう。
神聖なる香り、お香。そんなお香を身近に感じられる新しい形
BL String incense
商品紹介
String Incense 紐お香
神聖なる香り、お香。そんなお香を身近に感じられるように。
紐に火をつけるとお香のように香りを楽しむことができる。
プレゼントのラッピング用に使用しても、どんな用途でも使用できます。
何気ない日常のものから香りを感じられる。遊びごころのある商品になります。
Smoky lavender
スモーキーラベンダー
スモーキーな包み込むような重厚感のあるラベンダーの香り
BL String Incense <Spicy Agarwood>
商品紹介
BL String Incense <Warm-hearted flower>
商品紹介
次の記事へ