【香水ブランドの作り方】ファッション業界出身の私が“クロモジ”で起業した理由
ブランドを始めたい。でも、何から始めればいいか分からない——。
ファッション業界から香水の世界へ。日本のローカル素材「クロモジ」と出会ったことが、私の起業人生を大きく変えました。
この記事では、香水ブランド「BLACKLETTERS」が生まれるまでのストーリーと、起業に必要だったリアルなプロセスをお届けします。

ファッションデザイナーから香りの世界へ
かつて、私の夢はファッションデザイナーになることでした。大学時代に独学で服作りを始め、企業勤務を経て26歳でロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(LCF)に留学。
帰国後は、自身のブランドを立ち上げてコレクションを展開し、理想と現実の狭間でもがく日々を送りました。
しかし、信頼できる生産背景や資材の確保に限界を感じ、ビジネスとしての成長が難しいと悟ります。トップブランドと比べ、時間も資本も足りない。何より「本当に自分が届けたいものは何か?」を見つめ直す必要があると気づいたのです。

原点回帰——秩父と向き合う
転機が訪れたのは、地元・秩父での地域プロジェクトに関わったことでした。そこで触れたのが、かつて絹織物の町として栄えた秩父の“シルク文化”。
養蚕農家は減り、製糸場や機屋も限られていましたが、そこに眠る“素材の力”に魅了されました。
その頃、「香り」という新たな表現手段にも興味を抱きはじめました。特に秩父産の黒文字(クロモジ)——クスノキ科の植物で、古くから爪楊枝や薬草として親しまれてきた木です。
その精油が持つ、柔らかくも奥深いウッディ調の香りに心を奪われたのです。

“香水”という新しい伝え方
香水は、ただ香るだけでなく、記憶や感情に作用する“目に見えないファッション”とも言える存在です。クロモジの香りは、日本人の感性にフィットしながらも、海外にはない奥ゆかしさがあります。私は「この香りを軸に、世界へ挑戦できるのではないか」と確信しました。
こうして誕生したのが、天然クロモジ精油を主役に据えた香水ブランド——BLACKLETTERSです。
自然素材と香水の可能性
香水業界では、ヨーロッパ製が主流です。日本ではまだ香水文化が根づいているとは言えず、市場の9割は海外ブランドが占めています。だからこそ、和精油や国産素材に着目したブランドには、大きな可能性があると考えています。
BLACKLETTERSは、秩父の自然がもつ“静かな強さ”を香りに落とし込み、感性に寄り添うブランドを目指しています。香りはファッションと同じく、自分らしさを纏う手段であり、他者との関係性を築くための無言のメッセージです。

今、取り組んでいること
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OEMによる香りのカスタム提案
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海外展開を見据えた成分設計と輸出対応
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秩父の施設を活用した体験型ブランド拠点の整備
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精油のSDS取得・成分分析など、安全性への配慮
▶︎ OEM・原料相談はこちら
“香水ブランドをつくる”ということ
香水ブランドを立ち上げるには、単なる香りづくり以上の設計が必要です。製品開発・容器選定・法規制対応(化粧品or雑貨)・マーケティング・ブランディングなど、多くの要素が複雑に絡み合います。
私自身、ファッションで培ったデザイン感覚と、地域に根ざした自然素材への敬意を融合させ、香りを通じて“新しい表現”に挑んでいます。

これから目指すもの
香りも、ファッションも、“自分の感性を表現するためのツール”です。BLACKLETTERSは、香水を“感性をまとうアート”と捉え、日本発のブランドとして世界に向けて発信を続けていきます。
秩父の森から生まれた香りが、誰かの日常に寄り添い、その人の人生にそっと色を添える。そんな体験を、これからも丁寧に届けていきたいと思っています。
▶︎ クロモジ精油と香水の関係をもっと知る
▶︎ 香水づくりの構造と起業のヒント
▶︎ BLACKLETTERSの香水を見る
https://isilk.store/collections/perfume-香水
▶︎ まずはサンプルセットで試す(3種・¥980)
https://isilk.store/products/bl-scent-sample-香りサンプル
▶︎ 秩父まつり会館(秩父神社隣)でも試香・購入できます
秩父に来たら、ぜひ立ち寄ってください。
秩父祭の歴史を伝える「秩父祭り会館」にて
BLACKLETTERSの香水を販売しています。
秩父の森から生まれた香り、
ぜひ現地で体験してみてください。
秩父祭り会館
〒368-0041 埼玉県秩父市番場町2-8
0494-23-1110
10時00分~17時00分 休館日:毎週火曜日
ACCESS
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電車をご利用の場合
西武鉄道ご利用の場合 池袋より西武秩父線利用 西武秩父駅下車 徒歩15分
秩父鉄道ご利用の場合 熊谷駅から秩父鉄道 秩父駅下車 徒歩3分
お車をご利用の場合
関越自動車道ご利用の場合 関越自動車道 花園I.C.下車 国道140号で秩父方面へ
日高・飯能方面よりお越しの場合 国道16号経由、国道299号で秩父方面へ
甲府・山梨方面よりお越しの場合 中央自動車道 勝沼I.C.より国道20号~国道411号~国道140号経由で秩父方面へ

