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コカコーラの名前の由来|「コカ」と「コーラ」は2つの植物だった

「コカ・コーラ」という名前の由来を知っていますか?

 

答えはシンプルです。「コカ」と「コーラ」は、どちらも植物の名前です。南米の葉と西アフリカの実——2つの遠い植物が出会い、世界で最も有名な飲み物が生まれました。

 

「コカ」と「コーラ」の正体

コカ(Coca)=南米アンデスの葉

項目 内容
植物名 コカノキ(Erythroxylum coca)
産地 南米・アンデス山岳地帯
歴史 古代インカ時代から儀式・医療に使用
主な用途 高山病・頭痛・空腹の緩和。葉を噛んで疲労回復に
主成分 アルカロイド類(現在のコカコーラには含まれない)

南米の先住民族にとって、コカの葉は神聖な植物でした。標高4,000mを超えるアンデスの過酷な環境で生き抜くための、自然の薬草です。

 

コーラ(Cola)=西アフリカの木の実

項目 内容
植物名 コーラ・ナッツ(Cola nitida / Cola acuminata)
産地 西アフリカ(ナイジェリア・ガーナ等)
歴史 儀式・歓待・交易品として古くから使用
主な用途 天然カフェイン源。噛んで覚醒・活力補給に
主成分 カフェイン・テオブロミン

コーラ・ナッツは「天然のエナジードリンク」。アフリカの文化では、来客にコーラ・ナッツを贈る習慣があり、今でも冠婚葬祭に欠かせない植物です。

 

 

コカコーラ誕生の歴史

出来事
1885年 薬剤師ジョン・ペンバートンが「フレンチ・ワイン・コカ」を開発。コカ葉エキス+コーラ・ナッツ+ワインの薬用飲料
1886年 禁酒運動の影響でアルコールを炭酸水に変更。現在のコカ・コーラの原型が完成
1888年 ペンバートンが薬剤師アーサ・キャンドラーにレシピと「黄金のヤカン」を売却
1892年 キャンドラーが「コカ・コーラ・カンパニー」を設立
1915年 世界的に有名なあの「コンター・ボトル」のデザインが採用される
20世紀〜 世界200カ国以上に展開する世界最大の飲料ブランドへ

「黄金のヤカン」——ペンバートンからキャンドラーに渡ったそのヤカンは、後に「アラジンの魔法のランプ」と呼ばれるようになります。撫でると富を生み出す魔法のランプ。植物の力と一人の薬剤師の発明が、世界を動かすブランドを生んだのです。

 

 

なぜ植物の力が嗜好品になるのか

コカもコーラ・ナッツも、もともとは「人間の感覚と活力に作用する植物」です。

植物 作用 現代の対応物
コカの葉 疲労回復・集中力・高揚感 カフェイン・エナジードリンク
コーラ・ナッツ 覚醒・活力補給 コーヒー・エナジードリンク
コーヒー豆 覚醒・集中 コーヒー
チャノキ(茶) 鎮静・集中 緑茶・紅茶・抹茶
カカオ 幸福感・鎮静 チョコレート・ホットカカオ
クロモジ(黒文字) 鎮静・リラックス・抗菌 アロマ・香水・和ハーブティー

人類はずっと、植物の力を「感覚と気分を変えるもの」として使ってきました。コカ・コーラの成功は、その本能的な欲求に炭酸と物語を加えたことにあります。

 

 
 
 

クラフトコーラというリバイバル

今、コーラは原点へ立ち返りつつあります。

植物由来のスパイス・果皮・香草を調合してつくられる「クラフトコーラ」は、まさに”飲むアロマ”。工業的な大量生産ではなく、土地の恵みと職人の手仕事で生まれる、新しい嗜好体験です。

 

大量生産コーラ クラフトコーラ
合成香料・人工甘味料 天然スパイス・植物エキス
均一な味・世界共通 土地ごとの個性・作り手の哲学
飲料としての機能 体験・物語・文化
大量生産・低価格 少量生産・プレミアム

 

 

黒文字(クロモジ)クラフトコーラというアイデア

コカ・コーラが「アンデスの葉+アフリカの実」から生まれたように、日本の植物にも嗜好品になるポテンシャルを持つものがあります。

それがクロモジ(黒文字)です。

項目 内容
植物名 クロモジ(Lindera umbellata)
産地 日本固有種・秩父(埼玉)・長野・静岡など
歴史 茶道の楊枝・漢方・風邪予防の薬草として古来から使用
香りの特徴 ほんのり甘く・ウッディ・森の深呼吸のような落ち着き
主な成分 リナロール・1,8-シネオール・カンファー(抗菌・鎮静作用)

 

クロモジの精油を、クラフトコーラのスパイスベースとして使う。炭酸に溶けた森の香りが、疲れた心にそっと届く——そんな「香りを味わうクラフトコーラ」を、秩父から発信できないかと、BLACKLETTERSは構想しています。

 

コカ・コーラが「コカ+コーラ」という2つの植物の名前を持つように、クロモジ・クラフトコーラは「秩父の森という場所」と「日本の薬草文化」を名前に宿します。

 

 

 
 

想像力×自然=新しい文化をつくる

コカ・コーラの成功の核心は、植物の成分だけではありませんでした。人々を惹きつける物語暮らしの中での幸福な体験——その2つが重なったとき、一杯の飲み物は「文化」になりました。

 

BLACKLETTERSが秩父のクロモジで目指しているのも、同じことです。

 

香水という形で届けてきた「クロモジの香り」を、これからはより多くの感覚——嗅覚だけでなく味覚にも——広げていくこと。その先に、秩父の森が育てた新しい嗜好品文化があります。

 
 
 

BLACKLETTERSのクロモジ——今すぐ試せる森の香り

クロモジ・クラフトコーラはまだ構想段階ですが、クロモジの香りは今すぐ体験できます。

商品 特徴 価格
香水 KUROMOJI(EDT・8ml) 秩父の森の朝・澄んだウッディ。クロモジを最も純粋に感じる一本 ¥4,620(税込)
香水 URAHA(EDT・8ml) 葉裏の青さ・植物的な深み ¥4,620(税込)
香水 SORAIRO(EDT・8ml) 秩父の空・透明感・軽やかさ ¥4,620(税込)
クロモジ精油(3ml) 原液・ディフューザー・サシェ・スキンケアに ¥5,500(税込)
サンプルセット(3種) まず香りを試したい方に ¥990(税込)

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まとめ

疑問 答え
コカコーラの「コカ」とは? 南米・アンデスのコカノキの葉。古代インカから薬草として使用
コカコーラの「コーラ」とは? 西アフリカのコーラ・ナッツ。天然カフェイン源
いつ誰が作った? 1886年・薬剤師ジョン・ペンバートン(アメリカ・ジョージア州)
なぜ世界一になった? 植物の力+炭酸の刺激+キャンドラーによる物語とマーケティング
日本版は? 秩父のクロモジ(黒文字)がその可能性を持つ植物のひとつ

コカ・コーラという名前は、植物への敬意と人間の創造力が重なった奇跡の命名でした。そして今、世界中で「土地の植物から生まれる嗜好品」が再び注目されています。

 

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BLACKLETTERSの香水を販売しています。

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秩父祭り会館

〒368-0041 埼玉県秩父市番場町2-8

0494-23-1110

10時00分~17時00分 休館日:毎週火曜日

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    甲府・山梨方面よりお越しの場合 中央自動車道 勝沼I.C.より国道20号~国道411号~国道140号経由で秩父方面へ

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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