シルクの枕カバーの本物の見分け方とは?
目次
シルクの枕カバーの本物の見分け方
シルクはみなさんご存知の通り4大天然繊維のうちの1つであり、コットン、麻、ウール、絹〔シルク〕が存在します。
コットンと麻は植物からで、ウールと絹は動物性と言われ、ウールは羊の毛であり、シルクは昆虫になります。
地球上に糸を出す繊維は2種類のみで、蚕〔繭〕と蜘蛛になります。
蜘蛛の巣は獲物を取るためであり、繊維に粘着性があるため、実用的ではないと言われてきましたが、
化学の進歩によって蜘蛛の糸のメリットを生かした強度な糸が注目を集めています。
シルクの呼び名
みなさまもご存知かと思いますが、シルクは日本語で色々な呼び名があります。
繭(まゆ)・・・これはさなぎが孵化するまでにシェルターとしている卵形の形をしたものを指します。
蚕(かいこ)・・・繭を吐く虫のことを指します。
絹(きぬ)・・・シルクと同じ意味になります。

なぜ髪の毛がツルツルになるのか?
天使の輪ができると言われるほど今女性に人気なシルク。ではなぜ人気なのか?
それは寝てる間に、髪をツルツルにしてくれるからです。
なぜツルツルになるのか?
当たり前のことですが、以前に比べて技術や科学の進歩で私たちの生活はどんどん豊かになりました。
それにより簡単にものが手に入るようになり、今まで高かったものが安価で良品を届けることができるようになり
、100円ショップで買える商品の幅も増えました。
しかし、安価にできるということはその分大量に作り、安価な糸を使わなくてはいけなくなります。
すると選択肢として、化学繊維を使わざる負えなくなります。
シルクもそうやって1950年くらいからシルクに似た繊維ナイロンにとって変わられてしまいました。
シャンプーやリンスなど日常に使うものも天然素材から合成素材が多く含まれているものに変えること
より安く良質な商品をお客様に提供できるようになりました。
一方で今まで天然繊維が持っている自然のパワーを実感する機会は極めて少なくなりました
それにより研究者も新しいものにフォーカスすることで、昔のものには見向きもしなくなっていったのも現実です。
実際今市場にある商品群は私たちの生活は豊かにしますが、それがどう体に影響を及ぼすかまではなかなかこの数十年の出来事だと証明することが難しいのかもしれません。
結論としてなぜシルクを身につけることで人間の髪の毛がツルツルするのか。
それはシルクの繊維が人間の髪の毛の成分に一番近いと言われているからです。
シルクハットを被る事で今までの悪い成分をなるべく中和してくれる事でツルツルを実感することができるのです。
蚕(かいこ)が作る繭のシェルターは外からの紫外線や害虫、そのシェルターの気温湿度をコントロールする機能を持ち合わせています。シェルターの中では何も食べず孵化するまで一度も食べ物を口にしません。
シェルターには電磁波と自然治癒力が備わっているとも言われているため、食べ物を食べなくても孵化することができると考えられています。
これは食べ物や化粧品など人間にとって必須アミノ酸と言われている人間の体に必要な要素なのです。
Made in Japanというブランド
基本的にはシルク100%と記載があれば間違いないと思います。
洗濯ネームを見ていただければ、確認することができます。シルクは洗濯機での洗いはおすすめできない
ため必ず手洗いになります。そのためシルクはごく少量で他の繊維とミックスさせて織るケースが多いです。
しかしmade in Japan 日本製についてはからくりがたくさんあります。
例えばシルクハットを作る場合110cm幅で1m 18000円のシルクサテン生地を使用します。
1mの中でハットに使う生地は大体4枚から6枚取れるとしましょう。
6枚の場合生地だけで3000円
縫製賃で1000円
原価だけで4000円です。
すると売値は14000円になります。
脱線しましたが、made in Japan重視するのは基本的に縫製をどこでするかということです。
中国で縫製をすれば made in china になります。
では生地はどうか? 全く反映されません。
たとえ日本で作った生地でも縫製が日本でなければmade in Japanにはなりません。
これがカラクリの正体です。
シルクが糸になる工程
シルクの話に戻しますが、生地にするにも色々な工程があります。まず養蚕農家が育てた繭を製糸工場に入れます。
シルクを27中や21中に分けて繭から糸を引き上げます。
引き上げた糸を織物ができる糸にするために撚糸をします。撚糸したものを今度は精練を行います。
撚糸とは糸を撚る作業〔糸を交差させてねじる〕
精練とは糸の周りについているセリシンを取り除く作業のことを指します。
シルクの糸の周りにはセリシンという紫外線から守ってくれる成分がたくさん含まれています。
シルクの光沢を出す糸の部分がフィブロインになります。
今日本では養蚕農家も製糸工場も衰退の一途をたどっているため、まず日本が繭を仕入れる国は
ブラジル、中国、インドネシアこの当たりで、もしかすると撚糸や精練を終えて日本に入れているか、
精練と染色だけを日本でしている状況のため価格は安価になるかと思います。
さて糸から今度は織物になります。
匁とは
シルクは昔から匁(もんめ)という単位が存在します。これはおもさを表します。
5円玉の重さが1匁と言われていて、1匁は3.75gになります。
基本的に薄手のサテンシルクは16匁から18匁なので、60gから67.5gになります。
1匁を測る際の生地の大きさは93cm×93cmの生地の重さで匁を決めることができます。

まとめ
昔からシルクは日本の産業を支えてきました。
シルクが人間に与えた影響は計り知れないものがあります。
しかし、そのシルクも大量生産には勝てずアメリカで開発されたナイロンに市場を奪われていましました。
特にシルクの取り扱いはすごく難しく、洗濯などをする際にシミができたりとかなり注意が必要な素材になります。
今日では洗えるシルクを提案している生地が多数存在します。以前の問題を解決することで、身近にシルクを触れる機会も多くなると思います。そんな洗えるシルクが今後活躍してくれるのではと考えています。
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