人気のお香はどうやってできているのか?

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お香とはなにか?

 
フレグランスの中には香水やお香は香りを楽しむものとして日常的に使われています。
お香と聞くと、おばあちゃんの家の香りやお葬式に行った時の香りと記憶にあると思います。
前回も違う回でそのような話をしました。日本で最古の日本書紀には今の兵庫県淡路島で初めて沈水香木(ぢんすいこうぼく)が漂流したことからお香を作るメーカーの7割は淡路島で作られています。
 
 

お香は何からできているのか?

 
まず、香水は人工香料や天然香料の液体がベースとなりそこに基材と言われるエタノールと水を混ぜて作ります。
エタノールはオイルに溶けやすいため必ず必要になります。
 
一方 、お香は木を粉砕して細かくした粉(香原料)を使います。お香を作る際に必要になる基材がタブ粉と呼ばれ香原料(粉末)を最終まとめる役目(つなぎ)になります。
 
椨(たぶ)はクスノキ科の常緑高木で別名イヌグスといいます。この木の樹皮を粉にして基材として使用します。
また炭粉末は木炭等を粉々にしてパウダー状にしたものを使います。煙が少ないお香は必ず炭粉末が入っています。
 
これを水と混ぜ合わせお香を作ります。それを棒状にしたりコーン型にして乾燥すればお香の出来上がりになります。
 
 

お香に欠かせないサンダルウッド

そんな香原料の中には前回お話しした絶滅する可能性があるサンダルウッド(白檀)も入っています。
サンダルウッド(白檀)についてはエッセンシャルオイルも取ることが可能で、粉末にしたものでも香りの良さが印象的な木になります。
 
 
お香は基本的に木から取れる香原料を使っているため、市場に出回っている花の香り特にラベンダーの香りや柑橘系の香りなど全て人口香料および天然香料は火を使うことですぐに香りが飛んでしまうため、ほぼほぼ人口香料で作られています。(天然香料で作られているものもあるかと思いますが、かなりのコスト高になります)
 
ではお香でいうオーガニック等は全て木や漢方に使われる実や樹液から取れる素材で作るということがオーガニック所以です。
 
またメイドインジャパンの原料はほぼほぼないのも現状です。
前回話をしていただいた香木には高級素材もあります。
香木の中には伽羅(きゃら)・沈香(じんこう)白檀(びゃくだん)など自然変異により香りを発するようになった木のことをさし、お香やお線香の基本の原材料です。
 
そのほかにもお香に使われる香原料があります。
 
Large Chinese herb collection in porcelain bowls used in herbal medicine. Top view. Flat lay.

お香の主な原料

  • 沈水香木(ぢんすいこうぼく) 様々な外的要因によって木質部分に樹脂が凝結し、樹木自体が枯れていく過程で熟成されてできたものです。水に沈む香りの木から沈水香木と呼ばれ、その最上級が伽羅(きゃら)と呼ばれ香気や油の質により違いがあります。インドネシアの熱帯雨林でとれます。
  • 白檀(びゃくだん) …インドが最上級と言われ、インドネシアやマレーシアで栽培され薬用や彫刻工芸品としても使用されています。
  • 桂皮(けいひ) …シナニッケイ、セイロンニッケイ(クスノキ科)の樹皮を乾燥したもの。中国南部・ベトナム・スリランカ・インドネシアなどで産出する。シナモンの名で世界中に親しまれている。
  • 大茴香(だいういきょう) …ダイウイキョウ(シキミ科)の果実を乾燥したもの。八角茴香(スターアニス)ともいう。中国南部(広西・広東・雲南・福建省)で産出される。中華料理の香味付けには欠かせない香辛料
  • 丁子(ちょうじ) …チョウジノキ(フトモモ科)の花蕾を乾燥したもの。モルッカ諸島・ザンジバルなどで産出する。香辛料として広く用いられる。西洋ではクローブとして古くから使われている。香水でもラストノートで使われます。
  • 安息香 (あんそくこう) …アンソクコウノキ(エゴノキ科)の幹を傷付け浸出した樹脂。
    スマトラに最も多く産する。
  • 乳香 (にゅうこう) …ニュウコウジュ(カンラン科)の幹から浸出した樹脂。アフリカ東北部・アラビア海沿岸部・ソマリアから産出する。これは香水で言うとフランキンセンスです。水蒸気蒸留で精油が取れます。キリスト教の儀式における焚香料としても知られています。
  • 竜脳(りゅうのう)リュウノウジュ(フタバガキ科)の心材の空隙に結晶として析出したもの。スマトラ・ボルネオで産出され、薫香料や防虫剤として用いられる。日本のマルコ山古墳から出土し、その芳香が認められて話題になった。
  • 山奈(さんな)中国南部・インドに産するショウガ科バンウコンの根茎を乾燥し切片にしたもの。ベトナム原産。
  • 貝香(かいこう)巻貝の蓋で、主に保香剤として使用する。現在は南アフリカ産のものが主である。
  • 藿香(かっこう)フィリピン原産のシソ科の草本を乾燥したもの。パッチュリーとも呼ばれる。パチュリーも精油としても取ることができます。
 
 
 
上記原料を見ると、パチュリやフランキンセンスシナモン、サンダルウッド、クローブなどは香水の原料としても使用されています。そういった意味では、ラストにくる香りが基本的に、香水でもお香でも使われる原料となります。
 
 
なかなか花から取れる精油や柑橘系は性質上お香として作ることは難しいとは物理的に思いますが、科学の進歩でそれに似せた香り(人口香料)も多く出回るようになっているのと、若者がお香に関してディフューザーと同じ感覚で使用していることも関係しているかもしれません。
 
弊社でも今普通のお香ではないものを作成中です。なるべく天然にフォーカスしていきたいですが、コストを考えると色々と悩ましいところではあります。
 

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