香料と化粧品原料との関係 その2

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Stack of soap bars with sponge and bottles on light background

香料と化粧品原料との関係

保湿効果

化粧品原料:オレンジ果実エキス 精油:オレンジ、オレンジスイート

ミカン科植物オレンジ(学名:Citrus sinensis 英名:orange)の果実を圧搾・ろ過し得られたオレンジ果汁を濃縮して得られる、またはBGあるいはPGで抽出して得られる抽出物(植物エキス)です。

オレンジ(甜橙)は、インドを原産とし、現在は主にブラジル、中国、インド、アメリカ、メキシコ、スペインなどを中心に世界各地で広く栽培されています。

日本においてはオレンジの多くが日本の気候に適さず、1889年に渡来したネーブルオレンジのみが主に静岡県、広島県などで栽培されていますが、供給のほとんどは米国のフロリダ州やカリフォルニア州からの輸入に依存しています。

化粧品原料としては皮膚の表面を柔らかくする働きがあります。それにより化粧水などの成分をより肌の奥に届けることができます。

オレンジはは水蒸気蒸留や圧搾方法で抽出します。

 

 

化粧品原料:グレープフルーツ果実エキス 精油:グレープフルーツ

ミカン科植物グレープフルーツ(学名:Citrus grandis = Citrus Paradisi 英名:grapefruit)の果実から水、エタノール、BG、またはこれらの混液で抽出して得られる抽出物(植物エキス)です。

グレープフルーツエキス

グレープフルーツは、18世紀に西インド・バルバトス島に生じた自然雑種であり、1810年に米国フロリダ州に伝わったことをきっかけに米国を中心にイスラエル、アルゼンチン、キプロスなどで栽培されはじめ、現在は主に中国、米国、ベトナム、メキシコなどで栽培されています。

日本においては主に静岡県浜松市で栽培されていますが、国内で供給されているグレープフルーツのほとんどはフロリダ州や南アフリカからの輸入に依存しています。

抽出する溶剤の種類が異なることによってエキスに含まれる成分組成が大きく異なり、その結果として作用がまったく異なります。

グレープフルーツは水蒸気蒸留や圧搾方法で抽出します。

 

 

化粧品原料:ユズ果実エキス 精油:柚子、ユズ

ユズは、中国の揚子江上流を原産とし、日本には奈良朝または飛鳥時代に渡来したと考えられており、柑橘類の中では最も寒さに強く、北は東北地方まで全国的に分布しています。

日本ではユズの酸味と芳香を珍重し、柚子味噌、柚子釜、柚餅子などの料理に、果汁は果実酢に、果実はジャムなどに、オイルは香料として利用されています。

また、江戸時代に銭湯で災厄をはらう縁起の湯として冬至に輪切りにした柚子を浮かべていたことから、現在においても冬至に輪切りまたはまるごと柚子を浮かべるゆず湯の習慣が根付いています。

ゆずは抽出方法によって医薬部外品の名称が変わるようです。
ユズエキスはエタノールで抽出した場合の名称になります。効果は収れん効果、保湿効果、血行促進などがあります。

ユズセラミドはBGで抽出した場合の名称になります。効果はバリア改善効果や、毛髪修復などの効果があります。
セラミドは通常ヒト由来の化合物ですが、これは植物由来のセラミドになります。

美白効果

化粧品原料:ショウブ根茎エキス 精油:アイリス

ショウブ科(∗1)植物ショウブ(学名:Acorus calamus 英名:sweet flag)の根茎から水、エタノール、またはこれらの混液で抽出して得られる抽出物(植物エキス)です。

日本で一般にショウブ(菖蒲)といわれているものは、菖蒲園などで有名なアヤメ科のハナショウブ(学名:Iris ensata)ですが、ハナショウブは薬用に用いられるショウブ(学名:Acorus calamus)とは全く別の植物です。

そのため精油にはアイリスと記載しましたが、この精油と化粧品原料の菖蒲は違う可能性があります。菖蒲には3種類くらい花を咲かせるものと咲かせないものがあり、アヤメや花菖蒲などいろいろな読み方があるため、今回は化粧品原料にフォーカスして説明させていただきます。

ショウブ(菖蒲)は、北海道から九州まで日本各地の池沼の水辺に自生しており、茎葉に強い芳香をもち葉が剣状であるため古くから魔除けとして軒に挿す風習やショウブの葉を風呂に入れる菖蒲湯の慣習が知られています。

ユズと一緒で冬至になるとお風呂に入れると体がぽかぽかになると言われています。

化粧品原料で言うとシミ、そばかすの原因となるメラニン抑制効果があると言われており、美白効果が期待できます。またアレルギー性皮膚炎や肌荒れなどバリア機能を向上してくれる効果があると言われています。

 

The root of Vetiver Grass in the ground

 

このように日本でも取れる天然原料が多くの化粧品原料として使われていたり、精油として香料にもなったりと、自然から取れる恵みがいかに人間の肌のバランスや体内の摂取に有効的かと言うのがわかると思います。

今回は違った視点で物事を見てみましたが、化粧品と香料の結びつきが高いのは人間が取り込みやすい成分やそれに置かれている環境が人々の心身に影響を与えているからだと思います。

 

 

日本の自然から抽出された天然の恵み

爽やかで身に纏う自然な香り。
 
自然と一体になれる独自のリラックス空間を

エッセンシャルオイル  ユズ 5ml

精油

¥2,750(税込)

詳細はこちら

商品紹介

柚子 ユズ 学名:Citrus Junos

抽出部位:果皮 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:高知

日本では古くから栽培されてきた、馴染み深い香りの柚子。一般的に精油は圧搾法で抽出されるものが多いが、水蒸気蒸留法で抽出した精油は光毒性等の心配もなく圧搾法とは全く違った香りを楽しめる。

天然100%のエッセンシャルオイルになります。

【エッセンシャルオイル(精油)の楽しみ方】

[芳香浴]

①カップやボウルにお湯をはります(40〜50℃くらい)

②お湯に精油を1〜3滴垂らします。

[お風呂]

①精油を1〜5滴植物油やバスソルトに混ぜます。

②①をバスタブに入れてよくかき混ぜ、入浴します。

[マッサージ・スキンケア]

①植物油に精油を加えます。

※精油の濃度がボディ用は1%未満、フェイス用は0.5%を目安にお作りください。植物油10mlに精油2滴、濃度は1%です。

②①をよく混ぜます。

③②を適量手に取り、両手で温めてから気になる部分のマッサージやスキンケアに使用します。※余ったオイルはすぐに酸化してしまいますので、遮光瓶に入れて保管し、できるだけ早く使い切ることをお勧めします。

 

Blacklettersの精油3ml、5mlのボトルの1滴の目安は約0.05mlです。

日本の自然から抽出された天然の恵み

エッセンシャルオイル  スギ 5ml

精油

¥1,760(税込)

詳細はこちら

商品紹介

杉 スギ 学名:Cryptomeria Japonica

抽出部位:葉 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:南会津

日本原産で古くから植林されていたこともあり、日本各地でみられる。まっすぐに伸び硬さも十分あることから建築材や工芸材として広く使われてきた。

天然100%のエッセンシャルオイルになります。

 

日本の自然から抽出された天然の恵み

エッセンシャルオイル ハッカ 5ml

精油

¥1,760(税込)

詳細はこちら

商品紹介

薄荷 ハッカ 学名:Mentha Arvensis

抽出部位:葉 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:北海道

日本に自生する和種ハッカ。主成分のメントールがペパーミントの1.5倍と多く、より強い清涼感がある。主産地は北海道で夏と秋に淡紅紫色の唇型の花を咲かせる。

天然100%のエッセンシャルオイルになります。

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