香水と精油の違いとは?香りの奥行きを探るアートとサイエンスの世界

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香りの世界には、感性を刺激する“アート”としての香水と、自然の力を取り入れる“メディスン”としての精油という、異なる2つのアプローチが存在します。見た目は似ていても、その背景や目的はまったく異なります。

 

本記事では、香水と精油の違い、天然香料と合成香料の特徴、そして調香師の視点までをわかりやすく解説。香りに興味がある方、美と健康を意識する方にとって、より深い「香りとの付き合い方」のヒントになれば幸いです。

 

 

 

香りの正体:香水と精油の違いとは?

まず押さえておきたいのが、香水と精油はまったくの別物であるということ。

 

  • 香水は“香りをまとうアート”。合成香料を中心に複雑な香りを設計し、ファッションやライフスタイルの一部として楽しまれます。

  • **精油(エッセンシャルオイル)**は“植物から得られる天然の力”。アロマテラピーのように、身体や心に対する効果が期待される医療的・美容的用途が中心です。

 

たとえばフランスでは、精油は医療現場で使われることもあり、その純度や安全性が厳しく管理されています。一方で、香水は自己表現の手段として、調香師の創造性によって多様な香りが生み出されます。

 

 

 

天然香料と合成香料の違い

香水の原料には、大きく分けて「天然香料」と「合成香料」があります。

区分 特徴 メリット デメリット
天然香料 植物などから抽出(精油など) ナチュラル、身体への安心感 生産コストが高い、酸化しやすい
合成香料 化学的に構成された香り成分 安定性が高い、コストが安い 人によっては人工的に感じる場合も
 

 

合成香料は天然香料を模倣する技術が発達しており、例えば「ムスク」「アンバーグリス」など、現在は採取できない動物性香料も合成で再現されています。

 

 

 

調香師のタイプ:化学式派とアート派

香水を生み出す調香師には、主に2つのタイプがいます。

 

  • 化学式派:成分と化学式をもとに、科学的に香りを設計するタイプ。再現性と効率を重視します。

  • アート派:直感と感性で香りを構築するタイプ。色彩や記憶、感情を香りに落とし込む職人的アプローチです。

パリでは後者の“アート派”が主流で、香水が文化的・芸術的な表現手段と捉えられているのが特徴です。

 

 

香りのレシピ:実際の香水に見る構成要素

市販されている香水の説明を見ると、「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」という表現がよく使われます。

例①

  • トップノート:ジューシーマンゴー

  • ハートノート:オスマンサス(金木犀)

  • ベースノート:ココナッツミルク

例②

  • トップノート:ジャスミンサンバック

  • ミドルノート:カシュメラン(カシミアムスク)

  • ベースノート:バニラバーボン

 

これらはブランド側が表現した「イメージ」であり、実際は数十〜百以上の成分で構成されています。天然由来の名前が記載されていても、多くは合成香料によって再現されているのが現実です。

 

 

香りを“アート”として楽しむ、という選択肢

香水は、香りそのものを楽しむ“アート”の世界。自然や記憶、文化、感情を香りに落とし込むことで、唯一無二の存在感を生み出します。

 

一方で、心や身体に働きかける効果を求めるなら、精油の活用もおすすめです。

 

 

 

自分だけの香りに出会う——BLACKLETTERSのご提案

私たちが展開するBLACKLETTERSでは、天然由来の精油と調香のアートを融合させた新しい香り体験を提案しています。

 

  • KUROMOJI:スパイスと森の奥深さを感じさせる、日本原産クロモジ精油を基調にした知的な香り

  • URAHA:草原の風のようなシトラス調。和精油が繊細に香る、夏にも最適な一本

  • SORAIRO:空を仰ぐような軽やかな透明感。心をリセットしたい時におすすめ

 

BLACKLETTERSの香水一覧を見る

精油の持つやさしさと、調香の奥深さをかけあわせることで、単なる“香水”を超えた、肌にも心にも寄り添う香りを目指しています。

 

 

 

まとめ

香りの世界は、科学と芸術が交差する奥深い領域です。

  • 精油=ナチュラルで実用的

  • 香水=創造的で芸術的

この違いを理解することで、香りの選び方が大きく変わります。自分の目的やライフスタイルに合った香りを見つけることが、日々の心地よさや自信に直結するはずです。

 

 

山々に囲まれた自然の中から生まれた『 恵 / めぐみ』
秩父で採れる希少なクロモジの精油をベースにしたフレグランスブランド
Blackletters

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5280(税込)

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商品紹介

天然のクロモジをベースにした香水を展開。

クロモジを一番感じられる爽やかでいて包み込むような自然の香りが特徴的。

ユニセックスでご使用いただけます。

 

無色透明でありながらも存在感のあるB L A C K L E T T E R Sの代表作

自分の手で未来を創造し無限大の可能性を高めていく

変化や成長、今までの自分と未来の自分との融合

パワフルに自分自身と向き合う時に重ね付けのメインベースにもおすすめ

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天然のクロモジをベースにした香水を展開。

グリーンティーやシトラスの香り。森から香るような爽やかな香りが特徴的ユニセックスでご使用いただけます。

 

草の葉や木の葉の裏側のような強く美しい生命力を感じる渋くくすんだ薄緑色

それは本来の自然と共に生きるという根本であり気がつくといつもそこにある安心感

とノスタルジックな記憶を思い起こす香り穏やかでリラックスモードの時に 

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天然のクロモジをベースにした香水を展開。

レザーとタバックの香り、複雑で重めの香りが特徴的。すごく個性的な1本です。

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いつかの晴れた日の空を想う刻一刻と移り変わる瞬間を束ねて重ねる空の色

文学作品でも登場する空色は自分の心に穏やかで誠実な精神性を育んでいく

集中力を高めたい一日や思考をクリアにしたい時に

HANASUMI ー花炭ー

自然からの贈り物をより身近に。
  そして香りとともに。

HANASUMI

HANASUMI

5060(税込)

HANASUMI 購入

商品紹介

 Blacklettersのブランドコンセプトでもあるとして木々から取れるめぐみを生かすをコンセプトとしたサスティナブルなアロマチャコール。

アロマオイルやエッセンシャルオイルを垂らして、アロマストーンの様な用途でご使用いただけます。

炭の特徴でもある湿度が高いと水蒸気を吸着し、周囲が乾燥してくると吸着した水蒸気を吐き出す。この機能を利用した自然のディフューザー。

玄関やトイレ、寝室に飾ると風水としては魔除けとして取り入れられ、自然の開運アイテムとしても昔から日本人の生活の一部として活躍してきたアイテムになります。

 

花炭とは、「飾り炭」とも呼ばれ、500 年の歴史を持ち、古くから茶の湯の世界で菊炭と共に使用され、優雅で高尚なものとして珍重されてきたと言われています。 木の実、葉、花、果物など素材そのままの形で炭化させてつくる炭の一種です。

 

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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