秩父観光で訪れたい橋立鍾乳洞|夏の涼スポットと武甲山の物語

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秩父には四季折々の自然と歴史を感じられる観光スポットが数多くあります。なかでも、夏にぜひ訪れてほしいのが「橋立鍾乳洞」。真夏でもひんやりと涼しく、洞窟探検のワクワク感を味わえる人気の観光地です。

 

さらに、近隣には浦山ダムや川遊びができる荒川運動公園、休憩にぴったりのカフェも点在しており、一日を通して楽しめます。

 

この記事では、橋立鍾乳洞の魅力とあわせて、秩父を象徴する武甲山の産業史や周辺スポットもご紹介します。秩父観光で「どこに行けばいい?」と迷っている方におすすめのモデルプランとして参考にしてください。

 

 

 

秩父に来たら外せない「橋立鍾乳洞」

秩父観光でまずおすすめしたいのが「橋立鍾乳洞」です。

日本地質百選にも選ばれたこの鍾乳洞は、長さ約140m・高低差30mほどの竪穴式の洞窟。鍾乳石や石筍、石柱、カーテン、フローストーンなど、自然がつくり出した多彩な造形を間近で見ることができます。

 

大正5年には、当時盛岡高等農林学校の学生だった宮沢賢治も地質調査の一環として訪れた記録が残っています。文学と地質学の両面から歴史的価値のあるスポットでもあるのです。

 

👉 あわせて読みたい:秩父の名水百選と地質の魅力

 

 

 

夏におすすめ!涼しい鍾乳洞体験

橋立鍾乳洞の魅力のひとつは、夏でもひんやりとした涼しさ。中に入ると外の猛暑が嘘のようにひんやりし、まるで天然のクーラーのようです。

ただし、内部は湿度が非常に高く、外に出た瞬間に汗が一気に吹き出すという独特の体験ができます。蒸し暑さと涼しさのギャップが面白く、子どもから大人まで楽しめるのも人気の理由です。

 

「秩父で夏にどこへ行こう?」と迷ったら、まず橋立鍾乳洞を訪れてみてください。

 

👉 関連記事:秩父で初心者におすすめのハイキングコース

 

 

 

武甲山と秩父の産業の関わり

橋立鍾乳洞を語る上で欠かせないのが、秩父の象徴ともいえる「武甲山」です。

 

武甲山は石灰石の山として知られ、明治以降、セメント産業の発展に大きく寄与しました。石灰石はコンクリートの原料となり、秩父鉄道の貨物列車を通じて東京へ運ばれていきました。

 

 

「東京のビルの多くは、武甲山の石灰石でできている」といっても過言ではありません。観光で訪れるだけでなく、日本の産業史を支えた山だということを知ると、秩父の景色が一層深く感じられるはずです。

 

 

👉 もっと詳しく:武甲山と秩父鉄道の歴史

 

 

橋立鍾乳洞の成り立ちと歴史

橋立鍾乳洞の石灰岩は、もともとサンゴ礁などの炭酸カルシウムが海底で堆積してできたもの。その後、地殻変動や火山活動の影響を受けて現在の姿になりました。

 

鍾乳洞の下部には凝灰岩などの火山噴出物も見られ、秩父の地質がいかに多様であるかを物語っています。岩陰には縄文時代の遺跡も残されており、地質学・考古学の両面からも価値が高い場所です。

👉 関連記事:秩父シルク文化と縄文遺跡

 

 

周辺スポットも一緒に楽しむ

橋立鍾乳洞の観光は単体でも楽しめますが、近隣には立ち寄りたいスポットがたくさんあります。

  • 浦山ダム

     鍾乳洞からほど近くにあるダムで、壮大な景色を眺めながら秩父の大自然を体感できます。

  • 荒川運動公園

     ダムを降りると広がる公園。川遊びができるエリアもあり、夏休みの子ども連れにも人気です。

 

 

 

観光の合間に立ち寄りたい GEO’S CAFE

観光で歩き回ったあとは、少し足を伸ばして「GEO’S CAFE」でひと休みするのもおすすめです。

このカフェは鍾乳洞の近くにあり、地元でも評判のお店。観光目的で訪れる人だけでなく、カフェを目当てに訪れる人も多いほどの人気スポットです。冷たいドリンクやスイーツを楽しみながら、鍾乳洞での探検の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。

 

食べログ

https://tabelog.com/saitama/A1107/A110701/11024003/dtlmenu/

 

👉 関連記事:秩父グルメおすすめ特集

 

まとめ|橋立鍾乳洞で秩父の自然と歴史を体感しよう

  • 橋立鍾乳洞は夏でも涼しく、自然の神秘を感じられる観光スポット

  • 武甲山と秩父産業の歴史を知ることで、旅がより深いものに

  • 周辺の浦山ダムや荒川運動公園で自然を満喫し、最後はカフェでリラックス

👉 あわせて読むとさらに秩父が楽しめます:

秩父は都内からのアクセスも良く、自然・歴史・グルメを一度に楽しめる魅力的な場所です。観光プランに橋立鍾乳洞を加えれば、秩父の旅がもっと思い出深いものになるでしょう。

 

 

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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