株式会社ISILK

「無添加」「ナチュラル」コスメの落とし穴|成分表示の正しい読み方と選び方

この記事でわかること

  • 「無添加」「ナチュラル」「オーガニック」に法的定義がない理由
  • 成分表示を正しく読む3つのポイント
  • 「認証あり=安全」とは限らない理由
  • 避けたい成分と、必ずしも悪くない成分の違い
  • ISILKが原料選びで大切にしていること

 

「無添加コスメ」を選べば安心、は本当か?

「無添加」「ナチュラル」「オーガニック」——ドラッグストアや美容サイトで目にしない日はないほど広がったこれらの言葉。しかし、実はいずれも日本では法律上の定義がありません。

 

つまり、どんな製品にも「ナチュラル」と書けてしまう。このことを知らずにラベルだけを信じてコスメを選ぶと、本来避けたかった成分が含まれていたという事態が起こり得ます。

 

この記事では、ラベルの言葉に惑わされず、成分表示から自分で判断できる基準をお伝えします。

 

 

 

まず「言葉の定義」を知る

日本の法律では規制されていない3つの言葉

言葉 法的定義 実態
無添加 なし 「何を」無添加にしているかはメーカー次第
ナチュラル なし 自然由来成分が1%でも「ナチュラル」と言える
オーガニック なし(食品は別) 認証取得なしで表示しているケースもある

「パラベンフリー」と書いてあっても、別の合成防腐剤が使われていることは珍しくありません。重要なのは「何が入っていないか」だけでなく「何が入っているか」を確認することです。

 

成分表示を正しく読む3つのポイント

① 配合量は「多い順」に並んでいる

日本の薬機法では、全成分を配合量の多い順に表示することが義務付けられています。「天然エキス配合」と謳っていても、その成分が成分表の末尾(=ほぼ配合量ゼロ)に書かれているケースは多くあります。

チェックポイント: アピールしている天然成分が上位10番以内にあるか確認する。

 

② 「香料」の一括表示に注意

「香料」と書かれている場合、その中に何十種類もの成分が含まれていることがあります。天然香料と合成香料の両方が「香料」として一括表示されるため、内訳はわかりません。

香りに敏感な方や、アレルギーが気になる方は「香料不使用」または「天然精油使用」と明記された製品を選ぶのが安心です。

 

③ 「禁止成分がない」と「安全」は別の話

「パラベンフリー」「シリコンフリー」は、特定成分を除いているという情報であって、それ自体が安全性の証明ではありません。

たとえばパラベンの代替としてフェノキシエタノールが使われることが多いですが、こちらも刺激があるとされる成分です。「〇〇フリー」だけを見て選ぶより、全成分を通してみる習慣が大切です。

 

「オーガニック認証」は信頼の指標だが、万能ではない

国際的に知られる認証機関としてECOCERT(フランス)と、その基準を統合したCOSMOS規格があります。COSMOS認証を取得するには自然由来成分95%以上、有機原料20%以上の使用、合成香料・合成着色料の不使用などが求められます。

 

認証製品は一定の信頼性があります。ただし、認証には以下の現実もあります。

  • 取得コストが高い:小規模・職人的なブランドは品質が高くても認証を持てないことがある
  • 認証=全成分が天然ではない:COSMOS規格でも一部の合成成分は認められている
  • 日本での普及率はまだ低い:COSMOS認証を持つ国内ブランドは多くない

 

つまり、「認証あり=安全、認証なし=不安」という単純な判断では、良質なブランドを見落とすことにもつながります。

 

 

「合成成分=悪」は正しくない

天然志向が高まる中で誤解されやすいのが「合成成分はすべて体に悪い」という考えです。実際には以下のような側面があります。

観点 内容
安定性 合成成分は品質が均一で、製品の保存安定性が高い
安全基準 IFRA(国際香粧品香料協会)の安全基準を満たす合成香料は、むしろ刺激が少ない場合もある
天然でもリスクはある 天然精油でも濃度次第で皮膚刺激やアレルギーの原因になることがある

大切なのは「天然か合成か」より、「必要な成分だけが適切な濃度で使われているか」という視点です。

 

 

 

ISILKが原料選びで大切にしていること

ISILKはオーガニック認証を取得していません。しかし、フレグランスブランドBLACKLETTERSでは「産地・成分・製法を説明できる原料だけを使う」という基準で素材を選んでいます。

 

使用している主な天然素材 産地
クロモジ精油 埼玉県秩父産
ユズ精油 国産
ゲットウ精油 沖縄産
ニオイコブシ精油 国産

天然香料をベースにしつつ、香りの安定性・持続性のために一部合成香料も使用しています。「全天然」を謳うことよりも、使っているものを正直に説明できることが私たちの誠実さの基準です。

 

フレグランス・コスメのOEM/ODM受託もおこなっており、原料選びから処方設計まで相談できます。

BLACKLETTERSのフレグランスを見る(¥4,620〜)フレグランス・化粧品OEM/ODMについて

 

 

まとめ

チェック項目 確認のポイント
「無添加」「ナチュラル」表示 法的定義なし。何を無添加にしているか確認
成分表示の順番 配合量の多い順に並んでいる。天然成分が上位にあるか
「香料」の表示 一括表示の中身は不明。精油使用の明記があると安心
認証の有無 信頼の指標にはなるが、認証なし=悪いとは限らない
合成成分 全部が悪いわけではない。必要・不要を判断することが大切

「良いコスメ」の基準は人によって異なります。ただ、ラベルの言葉ではなく成分表示を読む習慣を持つことが、自分に合ったコスメを選ぶための確かな第一歩です。

 

 

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〒368-0041 埼玉県秩父市番場町2-8

0494-23-1110

10時00分~17時00分 休館日:毎週火曜日

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    秩父鉄道ご利用の場合 熊谷駅から秩父鉄道 秩父駅下車 徒歩3分

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    関越自動車道ご利用の場合 関越自動車道 花園I.C.下車 国道140号で秩父方面へ
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    甲府・山梨方面よりお越しの場合 中央自動車道 勝沼I.C.より国道20号~国道411号~国道140号経由で秩父方面へ

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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