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日本の香水おすすめガイド|国産フレグランスが今選ばれる理由と、和の香りの歴史

「香水を買いたいけど、みんなと同じブランドは避けたい」「日本らしい香りを纏いたい」——そう思ったとき、選択肢に入れてほしいのが国産フレグランスです。

 

日本は香水を「使わない国」というイメージがあります。確かに香水市場の規模はフランスの3分の1以下。しかし、お香・香木・和精油という形で、日本人は1000年以上香りと向き合ってきた民族です。

 

その歴史の蓄積が今、香水という形で現代に蘇りつつあります。

 

Face cream, serum, lotion, moisturizer and sea salt among bamboo leaves in the bath

 

なぜ日本人は「香水」に馴染みが薄かったのか

日本の香水使用率は全人口の10%未満と推測されています。一方で柔軟剤・スキンケア・制汗剤には香りが溶け込んでいる。「香りが嫌い」なのではなく、「肌に直接つける強い香り」という香水の形式が日本の感性と合っていなかっただけです。

 

日本の香り文化は「主張する香り」ではなく「ほのかに漂う香り」を良しとしてきました。近づいた人だけが気づく——これが日本の香りの美学です。

 

この感性とニッチ香水の「控えめで個性的な香り」という方向性が一致し始めたことが、今の国産フレグランス再評価の背景にあります。

 
 
Rosa Damascena petals sacks Damask Bulgarian rose oil

 

日本に香りの文化が根付いた歴史

飛鳥〜平安時代:お香と薫物の誕生

日本最古の香りの記録は595年。淡路島に沈香(じんこう)の木が漂着し、火をつけると芳香を放ったという『日本書紀』の記述です。その後仏教とともにお香文化が広がり、平安貴族の間では「薫物(たきもの)」という調香文化が発展しました。

 

自分だけの香りを調合し、衣に焚き染める——これは現代の香水文化と本質的に同じです。

 

江戸時代:ローズウォーターの伝来

西洋の香水が初めて日本に入ってきたのは江戸時代中期。オランダ人が長崎・出島を通じてローズウォーターをもたらしました。当時の日本人にとっては強烈な異文化でしたが、一部の蘭学者や商人の間で珍重されました。

 

明治〜昭和:国産香水産業の誕生

明治以降、西洋文化の流入とともに香水も一般に広まります。資生堂が1917年に国産初の本格的なオードトワレ「花椿」を発売。戦後の高度成長期には香水が「おしゃれの象徴」として広がりました。

 

現代:和素材の再発見

バブル崩壊以降、重く甘い香りのトレンドが退潮し、「軽くて自然な香り」への回帰が起きました。ヒノキ・クロモジ・ユズ・沈丁花といった和素材を使ったフレグランスが国内外で評価されるようになり、「Japanese Niche Perfume」という言葉が海外の香水コミュニティで使われ始めています。

 

 
 
Cancelled Stamp From The United States Of America Commemorating The Opening Of Japan And Featuring Commodore Matthew C. Perry Of The US Navy. Perry Lived From 1794 Until 1858.
 
 

国産香水が今選ばれる3つの理由

① 素材の透明性

国産ブランドは使用素材・産地・抽出方法を開示しやすい立場にあります。「どこで採れた何から作られているか」がわかる香水は、原料が不透明な大手ブランドとの明確な差別化になります。

 

② 「ほのかに漂う」という設計思想

日本の感性に合わせて設計された国産フレグランスは、パルファン濃度の欧州香水より肌馴染みが自然で、職場・公共交通機関でも使いやすい。「香水はきつい」という日本人の先入観を覆す香りの強度設計がされています。

 

③ 物語を纏える

里山の植物・地方の農家・廃棄素材の活用——国産フレグランスには「なぜその香りが生まれたか」という文脈があります。これはニッチ香水が本来持つべき「語れる香り」という条件と一致します。

 

 

 
 
Palo Santo, Bursera graveolens, holy sacred tree stick, burning with beautiful aromatic smoke
 

BLACKLETTERSの国産フレグランス——秩父から生まれた和の香水

ISILKのフレグランスブランドBLACKLETTERSは、埼玉県秩父市産のクロモジ(黒文字)を核素材に据えた国産ニッチ香水ブランドです。

 

クロモジはクスノキ科の落葉低木で、日本の里山に広く自生しています。枝葉を水蒸気蒸留すると、ローズウッドと同系のリナロールを豊富に含む精油が採れます。平安時代に薫物として使われてきた和の植物が、現代の香水として蘇った形です。

 

商品 香りの特徴 価格 こんな方に
香水 KUROMOJI クロモジのウッディ×柑橘×かすかなフローラル ¥4,620(税込) 日本らしい香水を初めて試したい方
香水 URAHA 葉裏の湿度と青さ。深みのある植物的な香り ¥4,620(税込) 個性的なグリーン系が好きな方
香水 SORAIRO 空を仰ぐような内面にある重厚感と透明感 ¥4,620(税込) 重く甘い香りが好きな方
紐お香(STRING INCENSE) 燃焼時間約20分。空間に和の残り香 ¥1,760(税込) まず試してみたい方・ギフトに
リードディフューザー クロモジが空間にじんわり広がる ¥7,150(税込) 日常に和の香りを取り入れたい方

👉 BLACKLETTERSの香水をオンラインで見る
👉 秩父神社横「秩父まつり会館」でも試香・購入できます

 
 
Myrrh resin on a spoon, with myrrh essential oil in the background
 
 

日本の香水を選ぶときのポイント

① 素材・産地を確認する 「国産」を謳っていても、原料は海外産というケースがあります。どの植物の、どの産地の素材を使っているかまで確認しましょう。

 

② 濃度を確認する オードパルファン(EDP)・オードトワレ(EDT)・オーデコロン(EDC)で持続時間と香りの強さが異なります。日本の日常使いにはEDTかEDCが向いています。

 

③ 試香してから購入する 肌の上で変化するのが天然香料の特徴です。つけた直後(トップ)・30分後(ミドル)・2時間後(ラスト)の3段階で確認してから選ぶのが理想です。秩父まつり会館ではBLACKLETTERSの試香が可能です。

 
 

 

まとめ

日本の香り文化は香水より深く、長い。平安の薫物から江戸のローズウォーター、そして現代の和精油香水まで——日本人は常に「自分に合った香り」を探し続けてきました。

今、国産フレグランスが再評価されているのはトレンドではなく、日本の感性に合った香りがようやく形になり始めたからです。

 

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秩父に来たら、ぜひ立ち寄ってください。

秩父祭の歴史を伝える「秩父祭り会館」にて
BLACKLETTERSの香水を販売しています。

秩父の森から生まれた香り、
ぜひ現地で体験してみてください。

秩父祭り会館

〒368-0041 埼玉県秩父市番場町2-8

0494-23-1110

10時00分~17時00分 休館日:毎週火曜日

ACCESS 

  • 電車をご利用の場合

    西武鉄道ご利用の場合 池袋より西武秩父線利用 西武秩父駅下車 徒歩15分
    秩父鉄道ご利用の場合 熊谷駅から秩父鉄道 秩父駅下車 徒歩3分

    お車をご利用の場合

    関越自動車道ご利用の場合 関越自動車道 花園I.C.下車 国道140号で秩父方面へ
    日高・飯能方面よりお越しの場合 国道16号経由、国道299号で秩父方面へ
    甲府・山梨方面よりお越しの場合 中央自動車道 勝沼I.C.より国道20号~国道411号~国道140号経由で秩父方面へ

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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