フレグランスウォーターとは?加湿器やディフューザーで香りを楽しむ正しい使い方と注意点
空間に自然な香りを広げ、気分を整える「フレグランスウォーター」。
近年、加湿器やリードディフューザーで香りを楽しむ人が増え、エッセンシャルオイルに比べて手軽に扱えるアイテムとして人気を集めています。
この記事では、フレグランスウォーターの基本的な知識から、使用方法、注意点、そして副産物としてのアロマウォーターとの違いまで詳しく解説します。
フレグランスウォーターとは?
フレグランスウォーターとは、精油(エッセンシャルオイル)などの香料成分を、精製水や無水エタノールなどで希釈した水溶性の香りアイテムです。
香水のように強くはないけれど、空間やリネンにほのかに香りを移したいときに最適な選択肢です。
主な成分
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精油や合成香料(香り成分)
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精製水、無水エタノール
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天然成分や保存料が含まれることも
市販の製品の中には、化粧品や雑貨として分類されるものもあり、肌に使えるかどうかはラベル表記を必ず確認しましょう。
フレグランスウォーターの主な使い方
加湿器で使用する
フレグランスウォーターは、水に混ざる性質があるため、超音波式加湿器などに適しています。ただし、加湿器の機種によっては精油成分が故障の原因になることもあるため、使用前にメーカー推奨の使用可否を確認してください。
ポイント:
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必ず精製水を使う(雑菌やカルキの繁殖を防ぐため)
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定期的なタンク洗浄を忘れずに
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原液の精油は入れない(故障・異臭の原因になります)
ミストとして使う
スプレーボトルに入れてリネンウォーターやルームスプレーとして使用する方法です。カーテン、枕、ソファなどに数プッシュするだけで、お部屋の印象がぐっと変わります。
注意:
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化粧品表示のない製品は肌に直接使用しない
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柑橘系などは光毒性のリスクがあるため、日中の肌使用には注意
リードディフューザーとして使う
ガラスボトルにフレグランスウォーターを注ぎ、専用のスティックを挿して香りを拡散します。水溶性なのでスティックが香りを吸い上げやすく、天然素材で作られたものは空間にナチュラルな香りを届けます。
おすすめの使用場所:
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玄関・トイレ・寝室・オフィスのデスク
精油抽出時の副産物「アロマウォーター」との違い
混同されやすいのが、精油抽出時に得られる「アロマウォーター(芳香蒸留水)」です。これは精油を水蒸気蒸留した際に副産物として得られるもので、精油の成分が微量に含まれています。
たとえば、黒文字(クロモジ)精油を抽出した際に出る「クロモジ芳香蒸留水」は、香りが穏やかで、スキンケア用化粧水としても活用されています。
アロマウォーターの特徴:
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完全な天然由来
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香りが繊細でやさしい
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肌にも使える製品が多い(要確認)
一方、フレグランスウォーターは人工香料を含むこともあるため、ナチュラル志向の方は成分表示をよく確認しましょう。
フレグランスウォーターを使う際の注意点
保存期間と保管方法フレグランスウォーターは開封後、6か月〜1年を目安に使い切るのが理想です。高温多湿や直射日光を避け、冷暗所または冷蔵庫で保管すると劣化を防げます。
使用前の目視・嗅覚チェック香りに違和感がある、色が変色している場合は使用を中止しましょう。酸化や雑菌の混入による劣化の可能性があります。
ペット・乳幼児への配慮精油成分の中には動物や赤ちゃんに刺激となる成分もあります。使用する際は換気を行い、近づけないように注意しましょう。
フレグランスウォーターで暮らしに香り
フレグランスウォーターは、香水やエッセンシャルオイルよりも軽やかに香りを楽しめる手軽なアイテムです。用途に合わせた正しい使い方を知ることで、お部屋や生活空間を快適に整えることができます。
また、秩父の黒文字(クロモジ)を使ったフレグランスを展開している【BLACKLETTERS】では、自然の精油をベースにしたアイテムが揃い、アロマウォーターとの相性も抜群です。
ぜひ、あなたの生活に「香りのある時間」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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