クロモジとは?秩父産の香木が香水・お茶・クラフトコーラに使われる理由と成分の魅力
この記事でわかること
- クロモジとはどんな植物か(成分・香りの特徴)
- お茶・精油・クラフトコーラ・クラフトジンなど多彩な使い道
- 秩父産クロモジが選ばれる理由
- ISILKがクロモジをBLACKLETTERSに採用した背景
「クロモジ」という名前を聞いたことがありますか?
お茶席で使われる高級楊枝の素材として知られる一方、近年は精油・クラフトコーラ・クラフトジンのボタニカルとして注目を集めている香木です。日本の山野に自生し、特に秩父・奥秩父エリアは良質なクロモジの産地として知られています。
この記事では、クロモジの成分・香りの特徴から、各分野での使い道まで産地に根ざした視点で解説します。
クロモジとはどんな植物か
クロモジ(黒文字)はクスノキ科クロモジ属の落葉低木です。幹に黒い斑点模様があることから「黒文字」と名付けられました。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 学名 | Lindera umbellata |
| 分布 | 日本固有種。本州・四国・九州の山地に自生 |
| 香り | ウッディ・フローラル・スパイシーが混在した複雑な香り |
| 主要成分 | リナロール・ゲラニオール・シネオール・カンファーなど |
| 代表的な用途 | 茶道の楊枝・精油・ハーブティー・化粧品原料 |
香りの特徴
クロモジの香りは「和のローズウッド」とも表現されます。柑橘系の清涼感・花のような甘さ・樹木のウッディ感が層をなしており、一言では言い表せない複雑さが特徴です。合成では再現しにくい「野生の奥行き」があります。
クロモジの5つの使い道
1. 精油(エッセンシャルオイル)
枝葉を水蒸気蒸留して得られる精油は、リナロールを主成分とし、リラックス・抗菌・消臭効果が知られています。アロマセラピーや化粧品原料として流通しています。養命酒など大手飲料・製薬メーカーもボタニカル成分として採用しています。
2. ハーブティー・クロモジ茶
乾燥させた枝葉をお茶として飲む文化は古くから存在します。ほんのり甘くウッディな香りが特徴で、ノンカフェインです。温めて飲むと香りが引き立ち、リラックスしたい夜にも向いています。
3. クラフトコーラのボタニカル
スパイスと天然素材で作るクラフトコーラの世界で、クロモジは「和のボタニカル」として注目されています。シナモン・クローブなどのスパイスと組み合わせることで、日本らしい奥行きのある風味が生まれます。
ISILKでもかつてクロモジを使ったクラフトコーラの開発を構想していました。製品化には清涼飲料水製造許可の取得や製造設備の整備が必要であり、現時点では実現には至っていませんが、いつかの形で復活させたい構想のひとつです。
4. クラフトジンのボタニカル
国内外でクラフトジンのジャパニーズボタニカルとしての採用例が増えています。ジュニパーベリーを軸にしたジンの香りにクロモジを加えることで、和の繊細な香りが乗ります。
秩父でもクラフトジンへの取り組みが生まれており、ISILKも連携を模索しています。
5. 香水・フレグランス
クロモジ精油をトップ〜ミドルノートに使ったフレグランスは、人工香料では出せない自然な複雑さを持ちます。これがBLACKLETTERSがクロモジを選んだ理由です。

なぜ秩父産クロモジなのか
クロモジは全国各地に自生していますが、ISILKが秩父産にこだわる理由は産地のストーリーにあります。
- 秩父・奥秩父は清流と豊かな山林に囲まれた環境でクロモジが自生している
- 養蚕・製糸など秩父の一次産業と同様、山の恵みを丁寧に使うという地域の文化と合致する
- 「秩父から生まれた香り」というストーリーは、BLACKLETTERSのブランド世界観の核になっている
大量生産・均一化された香料が市場を占める中で、「どこで採れたか」「誰が育てたか」が語れる素材であることがクロモジの価値です。

BLACKLETTERSはクロモジを「香り」として実現した
クラフトコーラもクラフトジンも、クロモジの可能性を広げる挑戦です。しかしISILKが今すでに届けられる形として選んだのが、フレグランス(香水・精油)でした。
BLACKLETTERSは秩父産クロモジ精油を軸に、クロモジの複雑な香りをそのまま纏える形にしたブランドです。飲む・食べるではなく、「香る」という方法でクロモジの魅力を日常に届けています。
クロモジ精油(3ml) ¥5,500(税込)
秩父産クロモジの純粋な精油。ディフューザーや希釈してのスキンケアに。 → 詳細はこちら
BL 香水 3種(KUROMOJI / URAHA / SORAIRO) 各¥4,620(税込・8ml)
クロモジをベースにした、日本の自然を感じるユニセックスフレグランス。 → 香水一覧はこちら
リードディフューザー 各¥7,150(税込)
フレグランスウォーターではなく精油ベースのリードディフューザー。紙スティック採用。 → 詳細はこちら
サンプルセット(3種) ¥990(税込)
3種類の香りをまず試したい方に。 → 詳細はこちら
まとめ|秩父発クラフトコーラの可能性
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| クラフトコーラ市場 | 全国に数十ブランド以上、地域素材の差別化が鍵 |
| 清涼飲料水製造許可 | 販売には必須。初期はOEM活用が現実的 |
| 秩父の製造パートナー | 戸田乳業・ときがわブルワリーが有力候補 |
| ISILKの戦略 | 店内提供→OEM製品化→自社製造の段階展開 |
| ブランドとの接続 | BLACKLETTERSの”香り体験”の延長線として設計 |
素材と向き合い、地域と連携し、香りの文化を飲料という形で届ける。秩父発のクラフトコーラは、ISILKが描く地域循環型ものづくりの一端を担うプロジェクトです。
まとめ|クロモジは「日本の香木」としてまだ使われ始めたばかり
クロモジはお茶席の楊枝という伝統的な用途から、精油・クラフトコーラ・クラフトジン・香水という現代的な展開まで、可能性が広がり続けている素材です。
「香る・飲む・食べる・まとう」という複数の軸でクロモジの価値を広げていくこと——それがISILKと秩父が目指す方向です。まず今日できることとして、クロモジの香りをBLACKLETTERSで試してみてください。
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秩父に来たら、ぜひ立ち寄ってください。
秩父祭の歴史を伝える「秩父祭り会館」にて
BLACKLETTERSの香水を販売しています。
秩父の森から生まれた香り、
ぜひ現地で体験してみてください。
秩父祭り会館
〒368-0041 埼玉県秩父市番場町2-8
0494-23-1110
10時00分~17時00分 休館日:毎週火曜日
ACCESS
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電車をご利用の場合
西武鉄道ご利用の場合 池袋より西武秩父線利用 西武秩父駅下車 徒歩15分
秩父鉄道ご利用の場合 熊谷駅から秩父鉄道 秩父駅下車 徒歩3分
お車をご利用の場合
関越自動車道ご利用の場合 関越自動車道 花園I.C.下車 国道140号で秩父方面へ
日高・飯能方面よりお越しの場合 国道16号経由、国道299号で秩父方面へ
甲府・山梨方面よりお越しの場合 中央自動車道 勝沼I.C.より国道20号~国道411号~国道140号経由で秩父方面へ
