ロウリュとアウフグースの違いとは!?今ブームのサウナに迫る。

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今人気のサウナ

コロナ禍の中で日本でもサウナが人気を博しています。もともと、温泉や日帰り健康ランド等、お風呂が入れる場所には常設しているところも多かったイメージです。

 

日本人にはサウナは昔から馴染みがあるものだという認識です。暑い蒸し風呂で、汗がいっぱい出るまで我慢して出た後は冷水で体の筋肉を引き締めることで、疲れや疲労回復に効果的と言われてきました。

 

特にスポーツをされていた方は試合の後にシャワーを浴びて冷水で熱を持った筋肉を冷やすという行為を体のメンテナンスとして行なっていたりするアスリートもたくさんいます。

 

ではサウナとはどうやって日本に入ってきたのでしょうか?

 

 

サウナの歴史

第一次サウナブーム

日本に初めてサウナができたのは1957年(32年)と言われています。銀座にある「東京温泉」という温浴施設の中に日本式サウナ風呂が設置されました。

 

温度は80度前後で当時は技術的な問題で熱すぎて裸足で歩けなかったそうです。その後東京オリンピックで第一次サウナブームが訪れます。

 

フィンランドの選手団がサウナを持ち込み注目を集めたことがきっかけと言われています。その後、スポーツ施設やカプセルホテルと一緒に併設され、サウナ施設がどんどん広まったそうです。しかしこの頃、スポーツ施設やカプセルホテルなどを利用するのはもっぱら男性。

 

つまり、「サウナ=男性が行くところ=おじさんが行くところ」というイメージがついたのは、こうした歴史の背景から。もしかすると「男性専用サウナ施設」が多いのも、こうした歴史的背景が原因となっているのかもしれません。

 

 

第二次サウナブーム

その後第二次サウナブームはスーパー銭湯や健康ランドのようなファミリーやリラックス目的で作られたものが人気となりゲームセンターや岩盤浴、マッサージ、床屋など、お風呂+で1日楽しめる施設ができてきました。

 

そのブームもすぐに去り、今までの老舗の銭湯がサウナを取り入れるようにはなったものの、客足は遠のいていきました。そして今回2019年ドラマ「サ道」をきっかけにサウナブームが現代に蘇りました。

 

サ道はもともと漫画が人気となりドラマになりました。

https://www.tv-tokyo.co.jp/sa_una37/

 

 

コロナ禍でキャンプが流行ったのと同時に自然の中で温泉に浸かって自然を満喫すること。それがフィンランドのサウナに近いことや現在はグランピングやキャンプ場も進化を遂げ、すごくファッショナブルになってきました。高級路線のものや、簡易なものまでたくさん出てきています。

 

Saunaとはフィンランド語

Saunaとはフィンランド語です。そうなんです。サウナは日本語ではないんです。

 

フィンランドでは、一般家庭にもサウナがあります。そして街中にも公衆サウナ施設がたくさんあります。人口540万人に対し、サウナの数は300万!日本の銭湯に近いカジュアルな感覚ですね。

 

なぜフィンランドにはそんなにサウナがあるのか?フィンランドの人にとってサウナは神聖な場所と捉えられています。冬は極寒の地になります。オーロラが見れる場所としても有名ですね。

 

フィンランドは白夜が有名ですね。2ヶ月以上も24時間ずっと明るいんです。なので寝ることを忘れてしまいます。

 

フィンランドの夏は、一年のうちで最も華やかな季節です。北極圏の北部では5月から8月まで太陽が沈まず、南部では6月から7月にかけてほぼ一日中太陽が見えます。

 

 

 

そのためサウナは薄暗く、特に極寒の地のため一年を通してサウナを楽しむことができます。フィンランドは日本と違い地震が全くありません。なぜなら活火山等が存在しないからです。

 

地球が生まれた最初の地といわれたくらい安全なところなんです。日本と違い温泉がないため、極寒の冬を過ごすためサウナが必須であったと考えらます。

 

フィンランド式サウナには、サウナストーブサウナストーンが必ずあります。
高温に熱したサウナストーンにアロマ水をかけ、蒸気を発生させてサウナ室の湿度と温度を上げます。

 

アウフグースとは

アウフグースとは、ドイツ語で「コーヒーなどを沸かせる」という意味を持つ言葉です。ロウリュ(熱せられたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること)によって発生した蒸気を、施設のスタッフがタオルなどであおぎ、入浴者に熱風を送るサービスのことをいいます。

 

今では専門のスタッフもいるそうです。それだけ技術が必要だったり、エンターテイメント性も必要なのかもしれません。

 

アウフグースの効果は?

アウフグースを行うと、サウナ室内に一気に熱気が広がり体感温度が上昇します。熱風を直接浴びることで一気に発汗が促され、普段のサウナとは一味違う心地よい爽快感を得ることができます。

 

サウナでは室内の温度が高まることで、血管が拡張し血液の流れが促されます。これに合わせて細胞の代謝に必要な酸素と栄養が隅々まで届けられます。

 

 

また、汗とともに体内の老廃物が排出されるため、健康にはもちろん美容やデトックス効果が得られることで知られています。アウフグースによって通常よりもさらに発汗作用が促されれば、この健康作用をより一層高めることが期待できるでしょう。

 

 

 

ロウリュとの違いは?

さて、アウフグースについて紹介する際によく疑問にあがるのが、ロウリュとの違いです。ロウリュはサウナ発祥の地・フィンランドから世界に広がった入浴方法です。熱々のサウナストーンに水やアロマオイルをかけることで蒸気を発生させる方法を指します。

 

一方のアウフグースは、ドイツが発祥。実はフィンランドにはアウフグースの文化がなく、ドイツから広まった文化といえます。

 

アウフグースはロウリュによって発生した蒸気を、タオルなどを使ってあおぐサービスのことですが、日本ではこのサービスのことをロウリュとして紹介している施設も少なくありません。

 

正確には、

ロウリュ:フィンランド発祥。サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させること。

アウフグース:ドイツ発祥。ロウリュによって発生した蒸気をタオル等であおぐサービス。 

 

と定義できます。この機会に、ぜひ両者の違いを覚えておきましょう。

 

 

エンターテインメント性が高いアウフグース

国内ではアウフグースによって発生する熱風のことを「熱波」と表現します。サウナ施設によってはサービスを行う人気の「熱波師」が存在し、この熱波師を目当てにサウナを訪れる人も少なくありません。本場ドイツでも日本の熱波師にあたる人気スタッフが存在し、サウナの売りの1つとなっています。

 

このように、アウフグースはサウナの中でもエンターテインメント性が高く、熱波師によるパフォーマンスを含めて楽しむ文化が定着しています。なんと、アウフグースの技やパフォーマンス性を競う世界大会も開催されるほど。

 

日本でも、熱波師がその技を競う「熱波甲子園」というイベントが開かれ、人気の火がどこまで広がるのか要注目です。

 

 

秩父でもグランピングと併設してサウナをやったり、横瀬町ではサウナをこよなく愛する人たちが色々と楽しい取り組みをしているみたいです。

 

弊社も香りのブランドなので、秩父の香りを使ったロウリュの開発にかかりました。是非楽しみに待っていてください。

 

エッセンシャルオイル  ニオイコブシ 3ml

精油(3ml)

6,380(税込)

商品はこちら

商品紹介

匂辛夷 ニオイコブシ 学名:Magnolia Salicifolia
抽出部位:枝葉 抽出方法:水蒸気蒸留法 原産地:南会津

ニオイコブシは別名タムハシと言い、昔から香りの良い植物として知られている。精油は枝葉から取られ、花の甘い香りとは異なり、樹木の香りの中にレモン調の爽やかさと少しのスパイシーさを併せ持つ複雑な香り。天然100%のエッセンシャルオイルになります。

エッセンシャルオイル クロモジ 3ml

精油(3ml)

11,550(税込)

商品はこちら

商品紹介

黒文字 クロモジ 学名:Lindera Umbellate 

繍出部位:技葉/抽出方法:水蒸気蒸留法/原産地:秩父(埼玉)
 
 
緑色の枝には黒い斑点があり、それが肇で 黒い文字」を白いたように見えることから、この名前が付けられた。高級爪楊枝の素材として利用されたり、
神を祭る木として利用されてきました。香水にブレンドすると深みが増す。
 
秩父で取れる天然のクロモジはリナロール成分が多く含まれているためスズラン、ラベンダー、アロマ精油としては柑橘のベルガモットなどに近い香りが感じられます。
 
天然100%のエッセンシャルオイルになります。

エッセンシャルオイル ゲットウ 3ml

精油(3ml)

5,280(税込)

購入はこちら

商品紹介

月桃 ゲットウ 学名:Alpinia Zerumbet

抽出部位:葉  抽出方法:水蒸気蒸留法  原産地:沖縄

沖縄などの亜熱帯地方に自生する繁殖力の強い多年草.沖縄では「サンニン」と呼ばれ、民間薬として古くから使用されている。100kgの葉から100gほどしか採油されないため、たいへん高価な精油である。

 

フレグランス除菌スプレー

秩父のめぐみを使ったプロダクト。

香りとともに日常を非日常に。

フレグランス除菌スプレー

フレグランス除菌スプレー

商品紹介

名酒『秩父錦』は、寛延二年(1749年)、山深く水清い秩父の仙郷に産声をあげました。以来270有余年、荒川水系の良質な水と秩父盆地特有の寒冷な気候に恵まれ、昔ながらの手作りの技術を今なお活かし、さらに磨きを加え、地酒の持つ芳醇なコクのあるお酒として名声を博しております。
 
今回はそんな酒造メーカーの協力のもと秩父錦のアルコール77を製造していただき、Blacklettersの香水3種類の香りを
合わせた除菌スプレーを発売いたしました。秩父で取れた天然のクロモジとお酒のハーモニーを体験してください。
 
秩父の水や自然で作られたアルコールは柔らかく、馴染みやすい肌触りになります。
 
ルームスプレーとしてもファブリックスプレーとしてもご利用いただけます。
 
ぜひこの機会に香水の香りをお試しください。

この記事を書いた人

堀口 智彦

埼玉県秩父市出身。大学在学中独学で洋服デザインを学ぶ。2007年に渡英しLCF卒業後帰国し自身のメンズブランドを設立。2015年にブランドを休止し、企業にてチーフデザイナーとして3年間従事。その後シルクと黒文字に出会い、現在は株式会社ISILKの代表取締役。

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